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  • 吉川英治文学新人賞受賞作品です。4つの短編から構成。当たり前の毎日も、人生の岐路となる一日であったり、心して迎える一日であったり・・・私は第2話の「蛙(かわず)」がとても好きです。真面目で子煩悩な夫とかわいい子供たち、ちょっと厳しい姑に囲まれて暮らす平穏な毎日を送る妻が主人公です。ある日の午後、家を訪れた武士の知らせは、夫が女郎と心中した事実。彼女の「其の一日」はこの時から深夜にかけての翌日だと思います。夫、義母、自分、と交錯する人間模様に心うたれます。

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    soratasyaさん
    2015/11/13