すべてのレビュー・口コミ(6件)

  • これほど完成された作品はないと思います。長編にもかかわらずページをめくる手が止まりませんでした。

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    5点
    timeさん
    2019/05/12
  • 名前探しの放課後を読み、辻村深月さんの世界観にハマってしまいました!
    こちらの作品も心が揺さぶられる、自分の高校時代も思い出させられる
    不思議で素晴らしい作品です!!!

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    5点
    あみあみさん
    2018/01/28
  • 辻村深月さんを好きになったきっかけになった本です。驚きと切なさと、これを読んで好きにならない人っているのかな。是非一度。

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    5点
    ぷーちゃんさん
    2017/07/04
  • これがデビュー作というのだから、若手直木賞作家の力量を見せつけられた感のある作品です。「冷たい校舎の時は止まる」は、閉ざされた学校が舞台の学園ホラーミステリーです。特に上巻はホラー色が強く怖いです。ですが中盤以降はストーリーが謎の解明に向けて展開し、巧みな人物描写と合わせて面白く読み進めることができるので、よっぽどホラーが苦手でなければ嫌な読後感にはならないと思います。高校生が自らの境遇に悩み苦しみ、他者との繋がりや決別を経て、自分のあり方や将来をしっかりと見据えていく様が、瑞々しく描かれています。同世代の方にはぜひともおすすめしたい作品です。

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    むぎぐらふぃっくすさん
    2015/11/13
  • 第31回メフィスト賞受賞作にして辻村深月のデビュー作『冷たい校舎の時は止まる』。雪の降る日、いつも通り登校した生徒8人が学校に閉じ込められてしまいます。窓も開かず扉も開かず、外部と完全に遮断され時間の止まった校舎の中で、8人は学園祭の日に死んでしまった同級生を思い出すことに。メフィスト賞は西尾維新や真梨幸子など奇才を発掘することで有名な賞ですが、辻村深月は一つの枠にとらわれない豊かな文学性をこれから発揮してゆくことになります。辻村作品をシリーズで読むうえでは、最初に読むべき本です。(下巻へ続く)

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    ayanemqnさん
    2015/05/28
  • 「冷たい校舎の時は止まる」は、直木賞受賞作家である辻村深月のデビュー作です。閉じ込められた校舎の中で追い詰められる精神負荷を契機として、高校生の抱える悩みや葛藤、不安など様々な負の部分に若者が対面する姿を見事に描き出しています。少しずつ見えてくる真実へ向けての作品展開の仕方がとても上手く、読み終えた後に再び読むことで、より面白さが増す作品です。ただし、メインヒロインの名前が作者と同名という設定であるということ、また複数の登場人物を細かく描く為に文量が多い長編となっていること、こちらの二点に抵抗を持つ人にはお勧めできません。逆に、心理描写を丁寧に書かれた長編が好きな人には、とっておきの一冊かと。

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    AMNESIA426さん
    2015/04/17