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学芸員として活躍してきた、原田マハさんの真骨頂。リアル感が半端なく、ドキドキしながら読みました。

マハさんの小説を読むと、絵が息を吹き込まれたように生き生きと訴えてくるのを感じる。読後はきっとルソーの絵を自分の目で直接見たくてたまらない衝動に駆られると思う。私もその一人。

二人が絵の真贋を競い合うときのドキドキ感がたまりません。そしてラストも素敵です。

とても素晴らしい作品です。なんかいもなんかいも繰り返して読んでも飽きない作品です。