楽園のカンヴァス(新潮文庫)
購入した作品の読み方あらすじ
ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに籠めた想いとは――。山本周五郎賞受賞作。
レビュー・口コミ(4件) 一覧へ
学芸員として活躍してきた、原田マハさんの真骨頂。リアル感が半端なく、ドキドキしながら読みました。
5点マハさんの小説を読むと、絵が息を吹き込まれたように生き生きと訴えてくるのを感じる。読後はきっとルソーの絵を自分の目で直接見たくてたまらない衝動に駆られると思う。私もその一人。
5点二人が絵の真贋を競い合うときのドキドキ感がたまりません。そしてラストも素敵です。
5点とても素晴らしい作品です。なんかいもなんかいも繰り返して読んでも飽きない作品です。
5点