左右社* 238件 人気順 新着順 千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話 済東鉄腸 暑苦しくって切実で、好奇心みなぎるノンフィクションエッセイ。千葉の片隅から、魂の故郷・ルーマニアへの愛を叫ぶ―― 1,870円 うたいおどる言葉、黄金のベンガルで 佐々木美佳 長編映画『タゴール・ソングス』と短編映画『三溪の影』監督、エッセイ集『タゴール・ソングス』執筆、その他、タゴールとベンガル語・バングラデシュ文化にまつわるいろいろな分野で活躍する気鋭のベンガル文化紹介者・佐々木美佳。浄土真宗の根付いた福井で育ち、仏教への興味から東京外国語大学でヒンディー語を学び、合間に学んだベンガル語でタゴールと出会って映画を撮るためインドとバングラデシュに赴いた彼女が、ベンガルの言葉、食べ物、音楽、歴史、文化について自身の体験と綿密な取材をもとに綴る、愉快で真面目なベンガルエッセイ。 1,980円 フッサールの遺稿 トーン・ホルステン/赤坂桃子 フッサール以後の現象学はここからはじまった。 ナチ台頭によって、フッサールの自筆原稿が葬り去られようとしていた。危機を察知した神父ヘルマン・レオ・ファン・ブレダは、遺稿を国外に持ち出そうと計画する。 刻一刻と変わる状況、財政難、収容所に収監されていく仲間たち……度重なる出来事に見舞われながらも、ファン・ブレダたちがルーヴェンのフッサール文庫を設立・発展させるまでを描く。 フッサールの妻や弟子たち、ハイデガー、サルトル、メルロ=ポンティ、レヴィナスらとの関係も垣間見える哲学ノンフィクション。 3,630円 マーメイド・オブ・ブラックコンチ モニーク・ロフェイ/岩瀬徳子 1976年。カリブ海に浮かぶブラックコンチ島の漁師デイヴィッドは人魚アイカイアと出会い、伝説の存在である彼女に惹かれていく。 だが、ある日島で開かれた釣り大会で、アメリカ人の親子がアイカイアを釣り上げてしまう。博物館に売り飛ばそうとする彼らから瀕死の人魚を盗み出し、自宅に匿うデイヴィッド。世話をするうち、アイカイアは少しずつ人間の姿に変化していく。 彼女は呪いで人魚に姿を変えられた、千年前の先住民族の少女だったのだ。 一緒に暮らすうちにデイヴィッドと心をかよわせ、領主やその息子と仲良くなるアイカイアだったが、獲物を奪われたアメリカ人、ひと儲けをたくらむ村人、そして永久の呪いが彼女を放っておいてくれるわけもなく──。 2,970円 デザインの言語化 こげちゃ丸/Workship MAGAZINE デザイナーの皆さん、こんな悩みはないですか? ●「エモい感じにしてください!」のような、抽象的な依頼をされるとどうしていいかわからない ●自信のあったデザインが、「なんか違うんだよな」と言われてボツに ●デザインするのは好きだけど、打ち合わせやメールでのやり取りが苦手 ●プレゼンをしても、いまいち手応えがない その悩み、デザインセンスやスキルが足りないのではなく、伝え方やくみとり方のコツを掴めていないのが原因かもしれません。そんな悩めるデザイナーの皆さんへ、デザイナー歴20年超の著者が、長年の経験で見つけた〈クライアントとのやり取りのコツ〉を4つのステップにまとめ、一冊にしました。 本書の中には、こんなヒントが詰まっています。 ークライアントが依頼時に使った言葉でプレゼンしよう ー「色」の説明は、感性+知識で語ると説得力がある ークライアントの真意を引き出すには、選択形式で質問しよう ー捨て案を入れるのは絶対やめたほうがいい 1,980円 AIと白人至上主義 ヤーデン・カッツ/庭田よう子 AIは経済を成長させ、労働から人間を解放し、人間の「バイアス」を取り除く「超人的な」機械だと主張されてきた。しかし、その開発の背後には、白人による帝国主義的・資本主義的プロジェクトが隠されていた。 軍事的なプロジェクトとの連携 監視社会と黒人の収監 開発資金を援助する企業が先住民の土地を奪う 白人男性を中心に進められてきた開発―― これまでも人種・ジェンダー・階級に関する差別が起こらないよう「よりよいAIの利用」の必要性が議論されてきたが、それは結果的にAIのイデオロギーを強化していくと著者は指摘する。 AIをめぐる帝国主義的・資本主義的プロジェクトから逃れる道はあるのか。AIの倫理性に鋭く切り込んだ一冊。 4,180円 ドナウ、小さな水の旅 ベオグラード発 山崎佳代子 確かな歩幅で選ばれた詩人の言葉が、背中を向けようとする歴史を今に留める。――堀江敏幸 この世界のすべての水は故郷の水とどこかでつながっている。この鋭く優しい描写に身をゆだねれば、知らなかった土地にも泳いでいける。――奈倉有里 バルカン半島の国セルビア在住の詩人・山崎佳代子による最新エッセイ集。二千年の間に百五十もの戦争によって破壊され、そのたび蘇ったことから不死鳥に例えられる首都・ベオグラード。その地から、ヨーロッパ第二の大河と呼ばれるドナウ河に繋がる小さな支流をめぐり、時間の旅が始まる―― 2,640円 浅生鴨短篇小説集 たった二分の楽園 浅生 鴨 人生最期の二分間、あなたなら何をしますか?空気が汚染され、人類は地下に移住した。寿命までも管理される社会に嫌気がさした男は、命が尽きる最期の瞬間に“本物の空”を見上げるため地上を目指すが…… (表題作『たった二分の楽園』)。 街中の見知らぬ人々から恋人と別れることを執拗に迫られる「顔」、浮気の腹いせに毎日二十枚の宅配ピザが送られてくる妄想に取り憑かれた「強烈な仕返し」、人類と寿司の四百年戦争「革命の旗」ほか。 ありえないほど滑稽なのに、笑い飛ばせない“何か”が残る。風刺に彩られた奇妙な50の物語。 1,870円 OVER THE SUN 公式互助会本 TBSラジオ「ジェーン・スーと堀井美香の『OVER THE SUN』 大人気ポッドキャスト番組「オーバー・ザ・サン」が待望の書籍化! リスナーである互助会の皆さまに喜んでいただける内容を惜しみなく収録しました。 Ep.0からEp.74までの神回傑作選が活字になって登場! 全ページ注釈付きなので、音声では聞き逃していた小ネタも拾えます。 (VIO脱毛、閉経物語、中年の離婚と失恋、わたしを救ったエンタメ……) そのほか、「スーさん&美香さんへのスペシャルロング・インタビュー」 「心にくる、膝にくる!? 名言集」「スタッフが語る初出しの裏話」などなど。 2,057円 空想の建築史 土居義岳 歴史とは常に更新してゆくべきものである──。 建築学の原点に立ち返り、古代ギリシア以来の〈部分と全体〉概念の再検討からはじまる、 デジタルアーカイブの時代のための新しい建築史への探求の旅。 アリストテレス、ウィトルウィウス、ラスキンらの建築論を問い直し、 ゼンパーやヴィオレ=ル=デュクが導いた近代的建築史学を疑う。 ザハ・ハディドの新国立競技場問題、原広司の問い、伊東豊雄の作品の意味までを取り上げながら、 建築史学はいま、いかなる未来を描くのか? 刺激的で根源的な問いを大胆に論じ、真に現代的な建築史を希求する畢生の一冊。 古代から現代まで、建築的想像力の定点を駆け巡る──平田晃久 もっと歴史を使え、と創造的な建築論にむけて背中を押してくれる一冊──藤村龍至 4,400円 世界金玉考 西川清史 みうらじゅんさん推薦! 人生の3分の2は金玉のことを考えてきた。――みうらじゅんさん * なぜぶら下がっているのか? なぜたぬきのキンタマは大きいのか? そもそもなぜ“キンタマ”と呼ばれているのか? etc. その誕生の瞬間から、世界各国のキンタマスラング、勝海舟や西郷隆盛など偉人たちのキンタマ逸話、尾崎士郎や正岡子規など文豪によるキンタマ文学、ミケランジェロのダビデ像にいたるまで、∞(無限)に広がるキンタマの世界に迫る。追えば追うほど謎は深まり、好奇心に気持ちはぶらぶら……黄金の秘宝を求める冒険家のごとくキンタマに挑んだ著者渾身の一冊。 読んだ後では世界の見え方がぐるりと変わる、史上初のキンタマ読本! 1,540円 乙女の東京案内 カイミノリ 甲斐みのりの東京ガイド、令和アップデート版。 レトロな喫茶店に歴史ある名建築、親しみやすい居酒屋にクラシカルなホテルまで。懐かしくも色褪せない、永遠のお気に入りスポットを多数掲載。ロマンチックな東京をご案内します。『乙女の東京』(2007年)から15年。20箇所以上のスポットを加えて、大充実の内容です。 1,760円 ふたりたち 南阿沙美 踏み込みすぎるちょっとだけ手前で写しとられた人生いろいろ。 こんなふうにまっすぐ人間を見られる南さんがうらやましい。――都築響一 『MATSUOKA!』『島根のOL』で話題の写真家・南 阿沙美による、はじめてのエッセイ集。 友人、夫婦、仕事仲間、親子、人と犬……12通りの「ふたり」の気配を、写真と文章で描き出す。 一番小さくて、一番大きな物語。 1,760円 水と茶 斉藤志歩 とにかく、作者が楽しそうであり、俳句を通じて人生を面白そうに眺めている――岸本尚毅 秋や手に文鳥の来てすこしにぎる 第八回石田波郷新人賞受賞の著者、待望の第一句集。 二〇一四年から二〇二二年までの二五六句を収録。 〈収録句より〉 セーターにあやしき柄のありにけり 妹の駒はみづいろ絵双六 夕東風へ黒板消しを打ち合はす 紫陽花や銀の器に歯の軽さ うつむきて夏着の縞を数へゐし 船遊び手を振れば手は風を受く やすめればからだよくなる九月かな 宴とほく月の廊下にすれ違ふ 紐引いて橇の散歩は木の間ゆく この宿のシャンプーよろし雪あかるし 1,980円 おしゃべりなドイツ語 綿谷エリナ 「文法も単語も一通り覚えたけれど、相槌はいつも“Ach so”ばかり。もっと自然に話したい」 「サッカー? ビール? ソーセージ? もっと『普段着』のドイツを知りたい」 ドイツで生まれ、日本でラジオパーソナリティやナレーターとして活躍する綿谷エリナ。 多言語が身近にある環境で育ち、いつも「言葉」に寄り添ってきた彼女が見つけたドイツ語でのコミュニケーションのカギは、「対話したい」の気持ちをあらわすこと。相手の話に興味を示し、もっと話してもらうためには、相槌やニュアンス言葉で相手の本音の隠し場所を探してみることが大切です。 本書では、ドイツ語で気持ちを表現するのに役立つ「自然に話すためのコミュニケーションテクニック」と、ドイツについて知るためのエッセイ集「ここを押さえて楽しく話す! 厳選トピック」の2つのパートで、あなたの「もっとドイツを知りたい、ドイツ語で自然に話したい」を叶えます。 さらに付録で1分間でコンパクトに自己紹介や日本についての説明をする「1分間スピーチ」を収録。 綿谷エリナと一緒に学んでもっとドイツが好きになる、とっておきの1冊! 音声コンテンツURLつき 2,530円 心の壊し方日記 真魚八重子 2018年のクリスマスの夜、黒猫を飼いはじめた真魚のもとに10歳違いの兄の訃報が届いた。8年ぶりに疎遠だった実家に戻るとそこはゴミ屋敷となっていた――。兄の死とリボ払いの借金、母の認知症、夫の癌発症、自身の鬱とセルフ・ネグレクト、SNSでの大炎上と自殺未遂……気鋭の映画批評家である真魚八重子が自身の5年間の体験を苛烈に綴ったはじめてのエッセイ。 1,760円 新訳 老人と海 アーネスト・ヘミングウェイ/今村楯夫 ノーベル文学賞受賞作家ヘミングウェイの世界的名作が、第一人者による新訳でよみがえる。マカジキと対峙する老人は、「老い」と「弱さ」に向き合うひとりの人間だった。 老人と漁を共にする「boy」を、「少年」ではなく「若者」と解釈することで、老人の「弱さ」を浮かび上がらせ、世界的名作に新たな光を当てる。 老人・サンティアゴのモデルとなった人物を訪ねたエピソードをおりまぜた、訳者・今村楯夫氏による解説も掲載。 2,310円 毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである 枡野浩一全短歌集 マスノコウイチ 短歌ブームは、ここからはじまった――。歌人・枡野浩一、デビュー25周年にして、待望の全短歌集刊行! 世の常として、他人に言えない孤独を歌にすると、他人に言えない孤独を抱えた、多くの人たちに愛される、のです。 そして、そのことは一切、誰の孤独も軽くはしないのです。 でも、歌は。 あぁ、歌は。 枡野さんのこの御本、とてもうれしい ――小沢健二 簡単な現代語だけでつくられているのに、読むと思わず感嘆してしまう「かんたん短歌」で若い世代の短歌ブームを牽引した歌人・枡野浩一。 デビュー25周年を記念して、入手困難になっていた短歌集『てのりくじら』『ドレミふぁんくしょんドロップ』『ますの。』『歌』全収録作に、『結婚失格』など、その他の著作からの拾遺、未収録作を加えた決定版! 特別栞として、俵万智と枡野浩一の往復書簡も収録。 〈収録歌より〉 こんなにもふざけたきょうがある以上どんなあすでもありうるだろう 真夜中の電話に出ると「もうぼくをさがさないで」とウォーリーの声 殺したいやつがいるのでしばらくは目標のある人生である 神様はいると思うよ 冗談が好きなモテないやつだろうけど 好きだった雨、雨だったあのころの日々、あのころの日々だった君 わけもなく家出したくてたまらない 一人暮らしの部屋にいるのに 消しゴムでこすったせいで真っ黒になってしまったようなサヨナラ 君はそのとても苦しい言いわけで自分自身をだませるのかい? ツイッター「フォローさせる」は選べない 愛を強要できないなんて 終わったとみんな言うけどおしまいがあるってことは素敵なことだ 私には才能がある気がします それは勇気のようなものです さようなら さようなら また会いましょう また別れたら また会いましょう ニュースにはならない日にも虹は出て消えて私がおぼえています 2,200円 それぜんぶ企画になる。 長崎周成 総登録者100万人超え! フワちゃんYouTubeをフワちゃんとともに創設!! 新世代メディアを横断する放送作家が「売れるためにやったこと」全部。 独自のジョブ理論で地上波TVからYou Tube、Netflix Japan、CMまでメディアを横断する放送作家・長崎周成。フワちゃんTVをはじめエンタメ界に「新しいメジャーの波」をつくった長崎の刺さる企画術とは? そのジョブ理論をライフヒストリーとともに本邦初公開! また、「友だち図鑑」やフワちゃんとの「マブ対談」など、「友だちと、めちゃくちゃ面白いことを、ずっとやり続けるのが本当の『上がり』」と言い切る長崎ならではのたのしいおまけを収録。誰もがメディアをつくる時代に最高の仕事をするための一冊。 1,870円 この夜を越えて イルムガルト・コイン/田丸理砂 「水晶の夜」の2年前、1936年3月のフランクフルト。ヒトラー総統の来訪に沸き立つ街で、19歳のザナは兄嫁が開くパーティーの準備に奔走していた。 食い扶持を稼ぐためにナチスにおもねらざるをえない小説家の兄、愛と夢に生きる兄嫁、美しい友人とそのユダヤ系の恋人、仕事を干された反ナチのジャーナリストに、親衛隊や突撃隊の青年たち。ザナの周りの人々は、それぞれの生活と思想を守るのに精一杯だ。 パーティーの夜、恋人フランツがケルンからザナを訪ねてくる。ある凶報とともに……。 20世紀前半のドイツを代表する女性作家が、ナチスが台頭する瞬間をリアルタイムで描いた群像劇。 2,750円 1 ... 456 ... 12 TOP 電子書籍(本・小説) 左右社* 5ページ目