左右社* 238件 人気順 新着順 評伝梶井基次郎 柏倉康夫 31歳という短い生涯で『檸檬』をはじめとする数々の傑作短編を残し、いまも表現者に大きな影響を与える不世出の作家。その独自の感覚世界と人生に著者が25年の歳月をかけ全貌に迫る。梶井評伝の決定版。 4,950円 メイキング ティム・インゴルド/金子遊/水野友美子/小林耕二 人類学と考古学、芸術、そして建築。 これら4つのAをすべて、世界を探究する技術として捉えなおしたならば、どんな風景が広がるだろう。そのために石器を試作し、浜辺を歩き、ある1体の彫像を1週間観察する。そんな授業を続けてきたインゴルドが送る、文化人類学の冒険の書! チェリスト・ロストロポーヴィチに弟子入りすることと、〈参与観察〉はどう違うのか? フランスからアフリカまで産出する石斧が、ほとんど同じ形状をしているのはなぜか? ゴチック建築の傑作、シャルトル大聖堂は、設計図なしにどうやってつくられたのか? デザインがあってプロダクトがある。では生物は〈デザイン〉されているのか? この物質世界のなかで、生きているとはどういうことか? それは風に吹かれる凧とどう違うのか? 無数の刺激的な問いから、インゴルドは人間の根本的な条件と可能性を見つけだす。 知るのではない、狩人になるのだ――。 『メイキング』とともに過したものだけが、その意味を知る! 3,410円 ラインズ ティム・インゴルド/工藤晋 マリノフスキーからレヴィ=ストロースへと連なる、未開の地を探索する旧来の人類学のイメージを塗り替え、世界的な注目を集める人類学者インゴルドの代表作、待望の邦訳! マリノフスキーからレヴィ=ストロースへと連なる、未開の地を探索する旧来の人類学のイメージを塗り替え、世界的な注目を集める人類学者インゴルドの代表作、待望の邦訳! 2,530円 戦前尖端語辞典 平山亜佐子/山田参助 「ガッカリアイエンコ」が「デスペレート」 でその「エル」が 「羅漢様」で 「ゲシュペンシュテル」……この意味わかるかい? 生活、学生、外来語、思想、女学生、文化、医療、社会、隠語の9つのジャンルからなる新語・流行語を大正8年~昭和15年までの約30の流行語辞典から収録。言葉が生まれる背景から関係する当時の事件まで、多くの引用とともに書かれた著者オリジナルの解説に加え、同時代の文芸作品から用例を入れ、使い方を示した。当代きっての漫画家・山田参助のイラストもふんだんに使ったダンゼンたのしいモダンな一冊? 1,870円 わたしたちが沈黙させられるいくつかの問い レベッカ・ソルニット/ハーン小路恭子 ヴァージニア・ウルフについて講演をしたあとのこと。 ある男がこう言った。「ウルフは子どもを産むべきだったと思いますか?」 女性の社会進出が進み、ライフスタイルがどんなに多様化しても、 わたしたちは何度でも何度でも脱力するような問いにさらされて生きている。 さまざまなかたちの暴力を受け、沈黙することを強いられつづけている。 SNSでは声を封じるためのあらゆる嫌がらせと脅しがぶつけられ、 レイプを始めとする性暴力やドメスティック・バイオレンスは一向に減ることがない。 人魚姫は地上で暮らすかわりに声を奪われるお話しだし、 「STAR WARS」三部作でレイア姫以外の女性が話すシーンはわずか63秒間に過ぎず、 女性たちを固定観念に閉じ込める物語は、進化をめぐる科学にまで浸透している。 男と女をめぐるいびつな権力構造をあばき、 辛辣に、ときにユーモラスに、すべてのひとに力を与える傑作エッセイ。 2,310円 殴り合いの文化史 樫永真佐夫 名誉と屈辱、本能と理性、男らしさと女らしさ。 太古から現代にいたるまで、人間は、このきわめて「人間的」な暴力とともにあった。 いや、その歴史は、人間の歴史そのものなのだ。 リングにあがった人類学者が描き出す暴力が孕むすべてのもの。 序 1章 人間的な暴力 2章 理性の暴力 3章 殴り合うカラダ 4章 拳のシンボリズム 5章 殴り合いのゲーム化 6章 「殴り合い」は海を越えて 7章 一発逆転の拳 8章 名誉と不名誉 9章 殴り合いの快楽 10章 女性化する拳 あとがき 註 参考文献 4,070円 響映する日本文学史 島内裕子 古典から近代に至るまで、ひとつの文学作品はまた別の作家を産み、作家たちはまた新たな作品を作り続けてきた。 たとえば、『源氏物語』に引用される古歌は在原行平が須磨を訪れたときに詠んだ和歌を踏まえているのは有名な話だが、さらに、謡曲を愛した夏目漱石は「涼しさの闇を来るなり須磨の浦」という俳句を残している。 またその夏目漱石が執筆した『草枕』は、刊行から六十年近い歳月が経ってから翻訳され、カナダのピアニスト、グレン・グールドの座右の書となったという。その後、日本では、グールドと『草枕』の研究が進展している。 それぞれの関連性を軸に、「響映」=「響き合い、映じ合う」という視点から史実をひもとくことで、新たな日本文学の姿を明らかにする。 まるで物語のように読み進められる、ドラマティックな文学史入門。 1,980円 こんこん狐に誘われて 橋口幸子 秋も深まった肌寒い日。田村さんは突然帰ってきた。 その日から戦後最大の詩人が私の大家さんになった――。 パジャマで歩きまわり、こんこん狐に誘われて酒を飲む。 戦後最大の詩人、天才と呼ばれた田村隆一の飾り気のない「もうひとつの素顔」をリリカルな筆致で描き出す。 1980年田村さんと和子さんと過ごした稲村ヶ崎の日々を、当時の写真とともに編み込んだ密やかな傑作エッセイ。 1,760円 落語の行間 日本語の了見 重金敦之 広辞苑からは拾いきれない“はみだし語”を、日本の口承文化・落語の演目をもとに紐解く、他に類を見ない語学書。落語ファンはもちろん、言語マニアも必読の一冊! 1,980円 評伝フィリップ・ジョンソン マーク・ラムスター/松井健太/横手義洋 MoMAの初代キュレーターに就任、世界的な潮流となった建築展を仕掛けた男。 アメリカのヒトラーにならんとした男。 現代美術と建築の世界で知性とカネの力をふるった男。 建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞をはじめて受賞した男。 ミースへの憧れとコンプレックスに引き裂かれていた男。 ドナルド・トランプと協働しアメリカの都市風景を変えた男。 いまだ見学者の途絶えないモダニズム建築のアイコン〈ガラスの家〉の設計者であるフィリップ・ジョンソン。数えきれない称賛の一方で、非難も多い。いわく、建築をデザインの遊びに貶めた、権力に心酔するファシスト、気まぐれな金持ち仲間のお遊び……。 アメリカで最も憎まれ、最も愛された男の規格外で行方しらずの情熱を描く一冊! 6,930円 衝突と共存の地中海世界 本村凌二/高山博 紀元3000年紀、灌漑農業の発達とともに発達したメソポタミア文明、エジプト文明以来、ヨーロッパ・アジア・アフリカを結びつけてきた地中海。そこにはハンムラビ法典とシュメール文字を持ったバビロニア王国、巨大なピラミッドを築いたエジプト、その狭間では小都市国家が群立し、「海の民」をはじめとする諸民族が入り乱れ、その揺り動きはやがてペルシア帝国の成立を招く。ギリシア、ローマ時代を経て、ラテン・カトリック文化圏、ギリシア・東方正教文化圏、アラブ・イスラーム文化圏が鼎立、十字軍による衝突がありつつも豊かな交易を行っていた14世紀まで、諸勢力、諸民族の接触と交流と対立をわかりやすく描く。 1,760円 マル農のひと 金井真紀 瀬戸内海に浮かぶ島の農協で仕事をしながら道法正徳さんがたどり着いた魔法のような農法ができるまで。ギュッと縛って砂利を撒く驚きの農法はどうやって確立されたのか。 2部では農法実践者のはなしを聞く。隠れキリシタン、水俣、原発…変なおっちゃんに連なるやっぱり変な農のひとたちのはなしから、色とりどりの人生が見えてくる。 1,870円 高校生と考える日本の論点2020-30 出口治明/沢木耕太郎/会田誠/青柳貴史/赤坂真理/入江昭/温又柔/菅野聡美/岸政彦/郡司ペギオ幸夫/島内景二/鈴木一誌/巽孝之/夏井いつき/西田亮介/沼野恭子/藤谷治/本郷和人/水無田気流/吉川浩満/渡辺一史 大学入試問題に多数採用のシリーズ最新刊! 2019年度「桐光学園特別授業」全21回を収録。 小論文対策、中学高等学校の先生の授業のヒントにも。 「どうしたら日本でもイノベーションを起こせるでしょうか。 じつはその方法はもうわかっています。」――出口治明 これを読めば、日本で今「語るべきこと」がわかるーー 哲学、政治学、社会学、文学、芸術など、 最先端で活躍する講師陣による、超豪華講義録最新版! 働き方、ジェンダー問題、デジタル社会……混沌の時代に生きる私たちは、どこを目指すべきなのか? 過去に学び、現在地から明るい未来を描くための、思考レッスン21講。 1,650円 新・住宅論 難波和彦 住宅の問題を解きほぐし、そのあり方をサスティナブルデザインの視点から総合的に捉える。また、東日本大震災を契機に住宅はどう変わったか。住宅のデザインと生産・供給に関連する幅広い調査や取材を経て生まれた新しい住宅論。 2,750円 ウェブスター辞書あるいは英語をめぐる冒険 コーリー・スタンパー/鴻巣友季子/竹内要江/木下眞穂/ラッシャー貴子/手嶋由美子/井口富美子 アメリカの伝統ある辞書出版社メリアム・ウェブスター社の編纂者が、「英語とは何か」にさまざまな角度から光を当てる14章。 “it's”は文法的に「正しい」のか? “nude”は「白人の肌の色」? “marriage”は同性婚を含むのか? “bitch”は女性蔑視か? “OMG”は英語の退化?…… など、辞書編纂を通じて見えてくる英語の謎を、英語にまつわるトリビアや逸話も織り交ぜながら、専門的かつ軽やかな筆致で描き出す。 言葉の常識をひっくり返し、言葉と社会の繋がりを再発見する、普遍的なヒントがちりばめられた一冊。 2,970円 コロナ時代の哲学 大澤真幸/國分功一郎 死者の権利の剥奪、自由の制限、緊急事態下の国家権力--- 國分功一郎・大澤真幸の緊急対談が実現。 現代最も注目される哲学者アガンベンは、国民の自由を制限するイタリア政府のコロナ対策を批判し、各国の哲学者たちから強く非難される。 しかし、この発言は「自由をとるか、安全をとるか」という究極の選択を迫られている私たちへの警鐘である。 アガンベンの発言を出発点に、フーコー、アーレント、ベンヤミンなどの思想を横断しながら、コロナ禍に顕在化した、民主主義社会への根本的な問いを考える。 1,430円 肉食の哲学 ドミニク・レステル/大辻都 著者は語る。 「菜食主義とは、我が身を神になぞらえる人間の思い上がりである。そこには動物への愛など存在しない──。」 肉食は残酷だ、タンパク質は動物から摂らなくても十分だ……。 食肉加工場の襲撃など、テロリズムにまで過激化するビーガンの主張に、 どことなくいかがわしいものを感じるのはなぜだろうか。 人工肉や臓器移植、植物の知性、遺伝子組み換え、動物解放論など、 菜食主義をめぐるさまざまなトピックスに触れながら、 この世界で私たち人間とはいかなる存在なのか、自在に論じる注目の1冊。 2,420円 パッション・パラドックス ブラッド・スタルバーグ/スティーブ・マグネス/池村千秋 ・よい情熱と悪い情熱を見極めろ ・他人の評価に左右されない ・長期的な展望をもつ ・目標は進むべき方向を示すだけのもの ・ずっと同じ情熱にしがみつくな 情熱はうまく取り扱えば恩恵を生むし、取扱を誤れば災厄を生む。 最高の情熱の見つけ方・育て方から、情熱に全力を傾けるタイミング、情熱の手放し方まで。誰でも実践できる製鋼所になるための最良の方法 1,980円 となりの心理学 星薫 身近なトピックでわかる!心理学入門にぴったりの一冊 日常の出来事、当たり前に思っていることの中から、人間の心に不思議に迫っていく。 生活の中で人の心を知る必要を感じた人、心理学を学んでみたいけど何から読めばいいか迷っている人にオススメ。 1,980円 仕事本 尾崎世界観/町田康/花田菜々子/ハイパーミサヲ/瀧波ユカリ/ヤマシタトモコ/大橋裕之/温又柔/浅生鴨/佐藤文香/清田隆之/川本三郎/高草木陽光/星野概念/轡田隆史/山下敦弘/天真みちる/北村明子/立川談四楼/内沼晋太郎/鏡リュウジ 2020年4月、働き方は一変したーー タクシー運転手からホストクラブ経営者まで、コロナ禍で働く77 人の“仕事” 日記アンソロジー。 2,200円 1 ... 91011 12 TOP 電子書籍(本・小説) 左右社* 11ページ目