原書房 132件 人気順 新着順 リバタリアンが社会実験してみた町の話 マシュー・ホンゴルツ・ヘトリング/上京恵 ニューハンプシャー州の田舎町に集団で移住してきた自由至上主義者が、理想の町をつくろうとした結果……米国で存在感を増すリバタリアンたちの思想と暴走を没入型取材で描き出した全米騒然のノンフィクション。「リバタリアンが集まる自由な町がいかにして全米きっての住みにくい場所になったか。急進的すぎる理想主義者たち、彼らとご近所になるのだけは遠慮したい」速水健朗(コラムニスト) 2,640円 レンタル友人は裏切らない ローラ・ブラッドフォード/田辺千幸 新しい依頼人は専業主婦のキム。家族のために尽くし、だれもがこんな母親が欲しいと羨むような心優しい女性だった。でも、子どもたちが巣立ってからは一人で寂しい日々を送っていた。小さな楽しみといえば、自分を捨てて若い秘書に走った夫をどうやってこらしめるか、空想してはノートに書きつけることくらい。エマはレンタル友人として、そんなキムが本当にやりたいことを見つけ、再出発するお手伝いをすることに。ケーキ屋巡りにお菓子作り、読書会……キムのやりたいことリストが楽しいことで埋まりはじめたそのとき、キムの夫が何者かに絞殺される事件が発生。そして、復讐計画を書きつけていたキムのノートが動かぬ証拠となり…… 1,210円 公爵さま、いい質問です リン・メッシーナ/箸本すみれ ベアトリスは窮地に陥っていた。いくら事情があったとはいえ、「泣く泣く別れた身分違いの恋人がいた」と、彼女らしくもない大胆な嘘をついたせいで、叔母たちがいもしないその悲恋のお相手を見つけ出そうと、躍起になりはじめたからだ。そこで妙案を思いつく。架空の元恋人の「死亡記事」を新聞に載せればいい。ところが訪れた新聞社で、不運にも目の前で男性が刺殺されてしまう。ここでかかわったら、自分の立場が危うくなると知りつつも、ベアトリスは目にした手がかりがどうしても頭から離れない。被害者の背中に刺さっていたのは、大英博物館に展示されていた短剣にたしかに似ていた。しかし真相を探ろうにも学芸員に軽くあしらわれてしまう。そんなとき、手を差し伸べてくれたのは意外にも公爵さまで……!? ふたたび冴えない令嬢と公爵が手を組んで難事件に挑む! 1,155円 7日間の婚約者 ヴァージニア・ヒース/岸川由美 放蕩三昧の伯爵ヒューは困りはてていた。結婚せよと口うるさい母親に対し、自分にはミネルヴァという婚約者がいると二年も嘘をついてきたが、長らくアメリカにいた母が二週間後に帰国することになったからだ。思案しながらロンドンの街を歩いていたとき、ある女性が仕事の支払いをめぐって押し問答をしているところに出くわした。行きがかり上手助けをすると、感謝を述べてきた彼女の名はなんと「ミネルヴァ」。愛くるしく気品ある彼女を見てヒューは、一週間ハンプシャーの屋敷に一緒に行って、偽物の婚約者を演じてほしいと頼み込む。 父親が家をふらりと出て行って以来、木版画の依頼を受け妹二人を養ってきたミネルヴァだが、仕事が途絶え窮状にあった。突拍子もないヒューの頼みを一度は断るものの、謝礼を提示されて引き受けることに…… 1,540円 アガサ・レーズンと毒入りジャム M・C・ビートン/羽田詩津子 村祭りのスタッフの男性をひと目見て気に入ったアガサは、全力で祭りの広報を務めることに。自慢の人脈を駆使してトップアーティストをただの村祭りに招き、ありえないほどのお客を集めることに成功。村祭りはかつてない賑わいをみせ、大きな収益をあげて笑いが止まらない……はずが、手作りジャムのコンテストの最中に事件が発生! ジャムを試食した客が次々と異常行動をとりはじめ、とうとう4人が亡くなってしまったのだ。ジャムに何かが混入していたのはあきらか。でも、アガサが呼び込んだ何千もの客たちに犯行の機会があり、捜査は気が遠くなるような作業だった。アガサは警察から皮肉られ、村の人たちからも感謝されるどころか白い目で見られてしまい……? 1,320円 恋の旅に出るなら伯爵と サラ・アダムズ/岸川由美 詐欺師のローズは、稼いだお金を孤児院の運営に注ぎこみ、英国一稼ぎが多いのに英国一貧乏な詐欺師を自称している。新たな標的は他家のメイドを身ごもらせて解雇に追い込んだ放蕩者の貴族。被害者に扮し、屋敷に押しかけて口止め料をせしめるつもりだったが、相手は愉快そうに笑みを浮かべるだけ。実はローズは訪問先を間違えており、対面していた伯爵カーヴァーは、彼女の演技を見抜いていたのだ。 取り合わずに出かけようとしたカーヴァーだが、追ってきた彼女を馬車に乗せた。ある事情により憂鬱な帰郷の旅に出るところだった彼は、この妙な女性を道連れにすれば気晴らしになるかもしれないと思ったのだ。そこでローズに話を合わせ、「お金で償うのではなく、きみと結婚して責任を取りたい」と言い出したので、彼女は慌てるが……!? 1,485円 道化師政治家の時代 クリスチャン・サルモン/ダコスタ吉村花子 トランプ、ジョンソン、ボルソナロ、サルヴィーニ……IT技術を駆使して大衆の中にある陰謀論思考や差別感情、被害者意識を掘り起こし台頭した支配者たちはどこへ向かうのか。国末憲人(朝日新聞編集委員兼論説委員)解説。 2,200円 ネット世論操作とデジタル影響工作 一田和樹/齋藤孝道/藤村厚夫/藤代裕之/笹原和俊/佐々木孝博/川口貴久/岩井博樹 第一線の専門家がそれぞれの視点から浮かび上がらせるデジタル社会の「見えざる手」。日常生活から政治・軍事にいたる手法や対応を、豊富な実例と図表を交えてわかりやすく総覧する。これからを生きるための必読書。 1,980円 レンタル友人、はじめました ローラ・ブラッドフォード/田辺千幸 「だったら、あなたは “こういうこと” を仕事にすればいいのよ」小さな旅行代理店の運営がうまくいかず崖っぷちのエマに、「友人になる」というビジネスを勧めてくれたのは、一人の高齢女性だった。半信半疑のままレンタル友人業をはじめてみると、次々に依頼が舞い込んできて順調なすべりだし。孤独な老人のダンス相手から、ジム仲間まで――世の中には意外にも孤独だったり、忙しすぎて友人を作る暇もない人たちが多いようだ。そんな依頼人たちはちょっぴりクセが強くて欠点も多いけれど、エマは彼らに寄り添って、励ましたり、力になれることが嬉しかった。ところがある日、「友人として拍手を贈る」だけの簡単な依頼だったはずが、依頼人がエマの目の前で殺される事件が起きてしまい!? 1,210円 公爵さまが、あやしいです リン・メッシーナ/箸本すみれ 19世紀英国。幼い頃に両親を亡くしたベアトリス嬢は、叔母の家に身を寄せる居候。内気で読書好きな性格も災いして、すっかり婚期を逃していた。だからその日も、肩身の狭いハウスパーティーが一刻も早く終わることを願っていたのに、事件は起こってしまった。頭部を殴打された男性の死体を図書室で発見してしまったばかりか、そこであろうことか公爵と鉢合わせ。彼は頭脳明晰で美しいけれど、とても高慢な人物だ。案の定ベアトリスを体よく現場から追い出し、「男性は自殺だった」と嘘を吹聴した。公爵さまが犯人だからなの? しかし嘘の真意を知ったベアトリスは公爵と協力して事件の真相を探ることに。誰にも注目されずに情報を集められる冴えない令嬢と、絶対的な発言権をもつ公爵――身分違いの凸凹バディの運命は!? 1,155円 初恋の思い出作りは放蕩者と エヴァ・リー/緒川久美子 新興実業家の娘セレステは、兄の友人で伯爵家の三男キーランに結婚相手探しを手伝えと頼まれる。放蕩が過ぎたうえに友人の結婚式をぶち壊しにした彼は、遊びをやめて身を固めないと勘当すると両親から言い渡されたのだが、素行の悪さゆえ社交界に出入りできなくなっていたのだ。 品行方正で知られるセレステは、意に染まない縁談を進められているが、父の望みどおりに貴族階級ではない家柄の地位を高めるため必要なこととあきらめていた。しかし独身のうちにときめく思い出がほしいと願う彼女は、キーランの手助けをするかわりに夜遊びに連れ出してほしいと交換条件を出す。堅物の良い子の彼女は変わるのか? USAトゥデイベストセラーリスト作家の話題作! 1,320円 貧乏お嬢さまの困った招待状 リース・ボウエン/田辺千幸 結婚して初めて迎えるクリスマスをジョージーは心待ちにしていた。でも、パーティーの準備は問題が山積み。来てほしい客はみんな空振りで、腕のいい料理人も見つからない。それでもどうにか準備が整い、ほっとしたのもつかの間。サンドリンガムで暮らす伯母から思わぬ招待状が届いた。今さら予定を変更して自分のパーティーに来てほしいですって? でもどうやら、急な招待の裏で、伯母と親しい王妃さまが糸を引いているらしい。断るに断れず、ジョージーがサンドリンガムの伯母と王妃を訪ねると、いつになく王妃の顔色が悪い。なんでも近ごろ、王子の周辺で奇妙な事故が続いていて、不吉な予感がするという。ジョージーは力になることを約束するが、王妃の予感は現実のものとなってしまい……!? 1,100円 愛の妖精にくちづけて リサ・クレイパス/緒川久美子 伯爵家の令嬢ながら亡き夫の海運会社を引き継いで切り盛りするメリットは、積み荷のトラブルの報告を受けた。スコットランドから運ばれた貴重なウイスキー樽が、ロンドンに着いた船から降ろされる際に落下したというのだ。蒸留所の経営者のキアは、いきり立って彼女の事務所に乗り込んできた。 補償について話し合ううち、ふたりは惹かれあっていく。一見無骨な大男だが誠実で、延ばし放題のひげの下に繊細な美しさを隠しているキアは、上流階級のレディであるメリットに自分はつりあわないと身を引こうとする。彼をひきとめたいメリットは自宅での夕食に招待するが、そのとき事件が起こり…… 《壁の花》シリーズの後日譚にして待望のレイヴネル一族の愛の物語。 1,320円 クリスマス・ティーと最後の貴婦人 ローラ・チャイルズ/東野さやか チャールストンの街で屈指の富豪として知られるミス・ドルシラから、クリスマスパーティのケータリングを任せられたセオドシア。美しい音楽にシャンパンの泡が弾ける音、そしてうっとりするようなスイーツが並び、紳士淑女たちが集う華やかなパーティは大成功。気を良くしたドルシラは、このパーティの真の目的をセオドシアにこっそり打ち明けた。ところがその直後、ひと気のない廊下でドルシラは何者かに襲撃され、命を落としてしまう。これまで慈善活動に身を捧げてきた、尊敬すべき偉大な女性に誰がこんなひどい仕打ちを? 「最後の貴婦人」と称されたドルシアの無念を晴らすべく、セオドシアは真犯人をなんとしても探し出すことに。 1,265円 本当の心を抱きしめて メアリ・バログ/山本やよい 伯爵家の長女として何不自由なく育てられたカミール。しかし亡くなった父の重婚が判明し、彼女は非嫡出子の肩書きもない身分という扱いになってしまった。貴族社会から距離を置いたすえ、自分の力で生きようと決意したカミールは、バースの孤児院で教職に就くことにする。 孤児院で絵の指導をしている画家のジョエルは、当初カミールを高慢な女性だと思ったが、彼女が子供たちに向ける献身的な愛情や、境遇に負けることなく人生を切り拓こうとしている姿に触れて見方を改め、反目しあっていた二人の心は徐々に近づいていく。カミールは感情を抑え家名を守ることを使命と思って生きてきたが、彼と出会い、心を解放して幸せを求める生き方があるのだと知り…… 大人気《ウェスコット家》シリーズ第2弾! 1,430円 アガサ・レーズンの奇妙なクリスマス M・C・ビートン/羽田詩津子 まだ10月だというのに、早くもクリスマスの計画に心躍らせるアガサ。退屈で小さな事件は別の人間に任せてしまおうと、探偵見習いを募集することに。しかし目ぼしい人材が見つからず諦めけとき、現れたのが10代のトニだった。とても頭が切れる女の子で、探偵としてめきめき頭角を現していく。しかし、不遇な家庭環境で育ったトニは誰かの助けを必要としていて、まるで若いのアガサそのものだった。周囲の驚きをよそにアガサはせっせと世話を焼き、トニもアガサを母親のように慕った。ところが、老女が毒殺された難事件の捜査で、手柄を立てようと単独で無謀行動をとったトニの身に危険が迫り……!? アガサの忙しいクリスマス・シーズンが幕を開ける! 1,210円 壁の花に魔法をかけて エリカ・リドリー/村岡優 男爵家の長女カメリアは、縁談が決まったとある日母親から告げられる。相手はよく知らない男性であるばかりか、20歳年上でロンドンから遠く離れた地方住まい。突然人生を決定づけられ、とまどう彼女だが、両親は従順な長女がたてつくことなど想像もしていない。 そんな中、親に反抗する気持ちもあって、妹に連れられて出席した仮面舞踏会の会場となった館のバルコニーで、カメリアは黒いマスクのエックス卿に誘惑される。 放蕩者のウェインライト伯爵は、行動を逐一、新聞の醜聞記事に書かれることにうんざりしていた。一か月は新聞に載らず、イメージを刷新すると仲間に宣言した矢先、仮面舞踏会で純朴なレディーに出会う。そして彼女のことが忘れられず…… 1,320円 武器化する世界 マーク・ガレオッティ/杉田真 小泉悠氏推薦! いま「世界中」で行われ、わたしたちも加担している新時代総力戦のかたち 2,420円 ハニー・ラテと女王の危機 クレオ・コイル/小川敏子 マンハッタンのど真ん中で、ビルの屋上を利用した都市養蜂が大流行り。なかでも都市養蜂の女王ビーの作るハチミツは、一流シェフが競って手に入れようとするほどの極上品。ビーはマダムの昔馴染みで、大切な友人でもある。ところが、そのビーのミツバチたちが逃げ出し、焙煎機の温かさに誘われて、クレアの店に迷い込んできてしまったから、さあ大変! なんとかプロの力を借りてミツバチを捕獲したものの、大事なハチたちを迷子にさせるなんて、ビーらしくない。心配になったクレアがビーのもとを訪れてみると、なんと屋上養蜂場から転落したビーの姿が! 最後の力を振り絞って大事なハチの世話をクレアにたくしたあと、ビーは昏睡状態に。警察は自殺を図った可能性が高いというが、どうしても信じられないクレアは何者かの犯行に違いないと捜査に乗り出す 1,430円 なぜデジタル社会は「持続不可能」なのか ギヨーム・ピトロン/児玉しおり 「いいね!」が直面する不都合な真実 わたしたちが日々生み出す膨大な「データ」は、何を生み、何を壊したのだろうか――。世界の電力の10パーセントを消費するデジタル技術と「スマート」な生活の先にある「真実」とは。気鋭のジャーナリストが世界中を取材してわかったデジタルの暗い断面。 2,420円 1 234 ... 7 TOP 電子書籍(本・小説) 原書房 2ページ目