原書房 132件 人気順 新着順 アガサ・レーズンと狙われた豚 M・C・ビートン/羽田詩津子 近くの村祭りで、珍しい豚の丸焼きが催されるというので、見物に出かけることにしたアガサ。深い霧のなか、中世の衣装に身を包んだ村人たちが、松明をかざして丸焼きの準備に取り掛かる。ところが準備が進むにつれ、どこか違和感が。串に刺さっているのは、豚ではなく人間なのでは? またしても奇妙な殺人事件に出くわしてしまったアガサは、被害者の元妻の依頼を受けて捜査することに。しかし有力な手掛かりをつかめないまま、ロイが何者かに拉致される事件が起こったしまう。このまま捜査を続ければ、探偵事務所のみんなに危険がおよぶ。アガサは探偵事務所を閉めて事件から手を引く決意をするが……!? 1,430円 公爵さま、これは罠です リン・メッシーナ/藤沢町子 ベアトリスと公爵は大事な家族のことを思いやって、結婚を一週間だけ先延ばしにすることに決めた。そんなとき、思いがけない女性が突然訪ねてきた。彼女こそ、ベアトリスに「くすみちゃん」という不名誉なあだ名をつけ、社交界デビューをさんざんなものにした張本人。ところが、かつての意地悪さはなく、ベアトリアスの謎解きの能力を見込んで、どうしても頼みたいことがあると言う。先祖から受け継いだ幻のダイヤモンドの在り処をいっしょに捜してほしいというのだ。未来の公爵夫人たるもの、過去を水に流す寛大さも必要よね? そこでベアトリスは快く協力することに。でもまさかふたたび、不可解な殺人事件に巻き込まれることになるなんて!? 1,430円 レモン・ティーと危ない秘密の話 ローラ・チャイルズ/東野さやか 春のうららかな午後。レモン畑で開催する「レモンのお茶会」のために、セオドシアはたっぷりのレモネードとスコーンを用意した。おとぎ話のように美しいお茶会が幕を開け、続いて行われる野外のファッションショーに会場の期待は高まるばかり。ところがナディーンとデレインの姉妹は、ショーの運営をめぐって口喧嘩が止まらない。セオドシアはため息をつきながらも、仲裁ならお手のもの。いつもどおり二人を引き離して無事に解決……と思った矢先、厨房でナディーンが遺体となって発見された。どうしてこんなことに!? 彼女は後頭部を撃たれ、現場からはコカインの跡が見つかった。好奇心旺盛なナディーンは、何かいけないものを見聞きしてしまったのだろうか? 姉を失ったデレインは、思わぬ行動に出る。 1,320円 貧乏お嬢さまと毒入りタルト リース・ボウエン/田辺千幸 出産を目前に控えたジョージーは、ようやく腕のいい料理人を雇うことができてほっとしていた。フランス人シェフのピエールは、いささかプライドが高すぎるが、彼の作る料理はまるで魔法のようにおいしい。その味はまたたく間に評判となり、隣人が催す豪華な晩餐会でも腕を振るうことに。招待客たちはピエールが作り出す最高の料理に舌鼓を打ち、至福の時を味わった。翌日、招待客のひとりが命を落とすまでは――。ジョージーは警察に疑いをかけられたシェフの無実を証明しようとするが、いっこうに手がかりがつかめないうえ、出産予定日も迫っている。そんなとき、焦る彼女に救いの手を差し伸べてくれたのは「あの」女性推理小説家で……? 1,320円 公爵家の図書係の正体 サマンサ・ラーセン/吉野山早苗 18世紀ロンドン郊外。40歳の誕生日をむかえたティファニーは独身で、異母兄の世話をして暮らしていた。横柄に振る舞う彼のもと、お茶の缶には鍵がかけられ、昼食はなし、大好きな歌を歌うことも、本を読むことも制限される日々。そんなある朝、異母兄を起こしにいくと返事がない。日頃から体調が悪かった彼は、ベッドの上で息絶えていた。ようやく自由になれたかもしれないと思ったけれど、独身女性が就ける仕事はとても少ない。それにこの家は、異母兄のしていた公爵家の図書係という仕事のために、雇い主が貸してくれているものだ。このままでは住む家すらなくなってしまう……天涯孤独で行き先もないティファニーは悩み、大胆な決断を下す。それは、異母兄になりすまして、公爵家の図書係として働くことだった! 1,540円 バター・コーヒーの舞台裏 クレオ・コイル/小川敏子 ついにビレッジブレンドが撮影ロケ地に選ばれた! 往年の大スター、ジェリー・サリバンがコーヒーハウスにやってくるとあって、クレアは大喜び。寂しい幼少期を過ごしたクレアにとってジェリーのコメディ番組は、唯一の心を明るくしてくれる存在だった。そんなジェリーは大スターのオーラを放ちながらもとても気さくで、すぐにバリスタたちとも打ち解けた。だから何もかもが順調に進むかに思えたのに、なぜか撮影は初日からトラブル続き。撮影クルーはあろうことかよその店のコーヒートラックを連れてくるし、そのうえそのコーヒーを口にした撮影クルーが倒れて救急搬送されてしまう騒ぎに。しかし悲劇はそれで終わらない。小道具の銃で、バリスタのタッカーが本当に撃たれてしまい……!? 1,540円 公爵さま、前代未聞です リン・メッシーナ/箸本すみれ 公爵と婚約したベアトリス。これまで社交界の片隅で誰の目にも留まらなかった行き遅れ令嬢が、最高位の爵位を持つ公爵の心を射止めたとあって、前代未聞の大騒ぎに。これではもう、こっそり探偵の真似事を続けることも難しい。このまま公爵の婚約者らしく、大人しくしているべき? いや、そうはいかない。両親が亡くなった20年前のボートの事故――そこに何か裏があったことを知ったベアトリスは、またしても男装して捜査に乗り出すことに。しかしそんな自分の行動を、公爵に素直に打ち明けることができなかった。そればかりか婚約してからというもの、ベアトリスは公爵を目の前にすると恥ずかしくてうつむいてばかり。これでは以前の臆病な自分に逆戻りしてしまうだけだというのに、どうしたらいいの? 1,430円 誰も農業を知らない 2 有坪民雄 農家の激減と耕作放棄地、交付金と大規模農業の関係、有機肥料・土壌保全の重要性、温暖化と農業、持続可能性……、これからどう考えていくべきなのか、第一線のプロ農家が直言! 1,980円 読めない人が「読む」世界 マシュー・ルベリー/片桐晶 「正常」な読み方なんてない。難読症(ディスレクシア)、過読症、失読症、共感覚、幻覚、認知症といったニューロダイバージェントな人々の読み方を歴史的にたどり、改めてとらえなおす「文字を読む」ということ。 3,300円 にせ者が看護師になる方法 アマンダ・スケナンドール/佐藤満里子 1883年、ニューヨーク。生きるためにスリを続けているウーナは、ましな暮らしを夢見ていた。そんなある夜、偶然にも殺人事件を目撃してしまう。警察はウーナを犯人と決めつけるし、普段は口うるさいスリの元締めも助けてくれない。自分を守れるのは自分だけ。そこでウーナは身を隠すため、創立されたばかりのベルビュー病院看護学校にもぐりこんだ。ここにいれば、部屋は与えられるし、食事も出る。ほとぼりがさめたらすぐに出ていくつもりだったのに、自分を騙したりしない友人や、ちょっと気になる研修医、なにより、自分の世話で元気になっていく患者たちに心惹かれていく。私は殺人容疑のかかったスリなのに……悩みながらウーナが選んだ道は!? 1,430円 前略、駆け落ちしてもいいですか? メアリー・ウィンターズ/村山美雪 雑誌のお悩み相談欄で正体を隠して回答員をする、若き伯爵未亡人のアミリア。率直な助言は大評判で、上流階級の人々からも相談がよせられるようになった。あるとき届いたのは、友人の侯爵サイモンの妹からの手紙。家族には許されない相手と恋におち、もう、駆け落ちをするしかないと記されていた。サイモンに言わせると相手は、侯爵家に以前仕えていた馬丁で、ろくでなしだという。ふたりがオペラに行くと知ったアミリアとサイモンは、偵察へ向かうことに。過敏になっているサイモンをなだめつつ、久しぶりの華やかな劇場を満喫するアミリア。美しい歌声、笑いあう恋人たち、意味ありげに目を交わす社交シーズンの貴族たち。夢見心地になったのも束の間、上演後に事件が起こる! 1,485円 アガサ・レーズンと告げ口男の死 M・C・ビートン/羽田詩津子 村からクリスマスが消えた。何かにつけて安全管理にケチをつけるサンデーという名の役人が現れたせいで、教会にツリーを立てることも、電球を大通りに飾り付けることもできなくなってしまったからだ。アガサからしてみれば、クリスマスのわずらわしさから解放されてせいせいするくらいだったが、毎年恒例のお楽しみを奪われた村人たちは違ったようだ。問題のサンデーがある日突然、何者かに刺し殺されてしまった。いったい誰がこんなことを? アガサは探偵事務所の面々を引き連れて聞き込みを開始するものの、誰もかれもがサンデーへの恨みを口外し てはばからない。村人全員が容疑者候補という探偵泣かせの状況にアガサが手を焼くなか、村では新たな殺人事件が発生し…… 1,430円 ティー・ラテと夜霧の目撃者 ローラ・チャイルズ/東野さやか 7年前、チャールストンの街を恐怖に陥れた無差別連続殺人事件。犯人は決まって霧深い日に現れ、若い女性を狙った。マスコミは「切り裂きジャックの再来」と大騒ぎしたが、警察は犯人を逮捕できないまま、時は無情にも流れた。そして長い沈黙を破り、いまふたたびチャールストンで同一犯と思われる連続殺人事件が発生。不運にもその犯行現場を目撃し、唯一の生存者となったセオドシアは、犯人につながる貴重な証言をすることに。彼女のティーショップはたちまち臨時の捜査本部へと様変わりし、大勢の強面の刑事たちに温かいお茶や焼き立てのお菓子をふるまうのに大忙し。しかし懸命に捜査するセオドシアたちをあざ笑うかのように、また霧が町を包んだ。そして次の犠牲者は…… 1,265円 公爵さま、それは誤解です リン・メッシーナ/箸本すみれ ケスグレイブ公爵と二度も殺人事件の謎を解いたベアトリスは、いつのまにか彼に想いを寄せるようになっていた。身分違いの恋心に蓋をするには、何か「新しい謎」が必要だ。それもとっておきの事件が。そんなふうに願っていた矢先、知人から殺人事件の捜査を依頼される。突然もがき苦しんで死を遂げた男性の謎――ベアトリスは読書家ならではの知識を総動員して、現場検証をする。毒殺に使われたのは、インドの先住民が使う植物の一種だろうか? 大きな謎に直面したとたん、公爵への想いが募る。そんなとき舞踏会で目にしたのは、彼が社交界のダイヤモンドと囁かれる令嬢と踊る姿。まばゆいほど美しく、お似合いの二人を目の当たりにして動揺し、立ち去ったベアトリスに公爵は…… 1,375円 アガサ・レーズンとけむたい花嫁 M・C・ビートン/羽田詩津子 アガサの最大の欠点は、極度の負けず嫌いだということ。かつて探偵助手だった若くて有能なトニが自分を捨てて独立したことも、元夫のジェームズが再婚することも気に食わない。おまけにお相手は、年下で美しいときている。いっぽうのジェームズは、ふと婚約者が自分にふさわしくない下品な女性なのではと疑問を抱きはじめていた。結婚から逃げたいとアガサに打ち明けると、「だったら花嫁を撃ち殺せば?」と冷たい態度。ところが、いざ結婚式当日を迎えてみると、いっこうに花嫁が姿を現さない。なんと花嫁は、ウェディングドレス姿のまま自宅で何者かに撃ち殺されていた。犯行動機、アリバイの不確かさ……警察は、嫉妬に駆られたアガサと、結婚が嫌になったジェームズが共謀したと疑い……!? 1,375円 悪魔は壁の花に恋をする サラ・マクリーン/岸川由美 公爵の息子にして裏社会の顔役であるデヴィル。異母きょうだいの弟は爵位を継ぐも世捨て人のように生きていたが、突如花嫁を探し始める。弟が公爵邸で舞踏会を催した夜、デヴィルは庭にいて様子をうかがっていた。するとバルコニーに一人のレディが現れる。 あるスキャンダルが原因で婚期を逃しかけているフェリシティは、かつて友人だった令嬢たちにつまはじきにされ、耐えられず舞踏室を出たところだった。暗闇から話しかけてきた男性に驚くが、顔の見えない彼とは、なぜか素直に話ができた。そして帰宅すると、闇にまぎれて彼がふたたび目の前に現れたのだった。デヴィルと名乗る、うっとりするほど美しいその男性は、彼女の望みをかなえてやると言うが……危険な冒険に導かれ、フェリシティの運命が変わってゆく。 1,760円 貧乏お嬢さま、花の都へ リース・ボウエン/田辺千幸 妊娠中のジョージーは体調も落ち着いたことから、パリにいる親友ベリンダを訪ねることに。ベリンダはいまココ・シャネルの助手として忙しい日々を送っている。憧れのエッフェル塔に、カフェでのクロワッサン――春のパリはとても華やかだった。ところが夫のダーシーは到着したとたん、こそこそと別行動を取るように。じつは彼がパリで命がけの危険な任務にあたっていると知り、ジョージーはとても旅行を楽しむどころではなくなってしまった。おまけに、シャネルがジョージーのために特別なマタニティ・ドレスをデザインすると言い出し、モデルとしてファッションショーに出演させると強引に決めてしまったから、さあ大変。前回のショーでの悪夢を思い出し、ジョージーは必死に断ろうとするが……!? 1,210円 追伸、奥さまは殺されました メアリー・ウィンターズ/村山美雪 19世紀ロンドンで大人気の雑誌のお悩み相談コーナーには、恋愛、美容、育児など読者のあらゆる困りごとの手紙が届く。それらに率直な助言をしている謎の人物レディ・アガニの正体は、実は、若き伯爵未亡人のアミリアだった。あるとき、いかにも急いで書いたように見える手紙がアミリアのもとに届いた。そこには、大変なものを目撃してしまったので助けてほしい、とある。自分の正体がばれると伯爵家の名前に傷がついてしまう、けれど大切な読者を放っておくなんてできない……夜に屋敷をこっそり抜け出して、手紙にあった待ち合わせ場所へ行くと、差出人らしき女性の遺体が。警察にすべての事情を話すことができないアミリアは、その場に居合わせたベインブリッジ侯爵とともに、犯人を捜すことに! 1,320円 想いはベールに包まれて メアリ・バログ/山本やよい 社交も人目に触れることも避けて生きてきたレン・ヘイデンは、育ての親のおじの工場経営を手伝い、女性ながら実業家として手腕を発揮していた。だが、おじ、おばが亡くなりひとりになって、共に生きる伴侶がほしいと思いはじめる。そこで経済的に困っていそうな上流階級の男性を夫として迎えようと考えた。 リヴァーデイル伯爵を継いだアレグザンダー・ウェストコットは、長年放置され価値のなくなった領地まで管理することになり困窮していた。そんな折、レンから会って話したいという申し入れがある。「わたしたちが協力しあえば、望みのものをそれぞれ手にできると思います」と言われ戸惑うが、レンの抱える悲しみに触れたとき、アレグザンダーは彼女を守りたいと思い……優しさ溢れるバログの世界の最新巻。 1,540円 リバタリアンとトンデモ医療が反ワクチンで手を結ぶ話 マシュー・ホンゴルツ・ヘトリング/上京恵 全米リバタリアン党は「医療の国家からの完全分離」を主張。「医療の自由」を掛け声にリバタリアンとトンデモ民間医療と反ワクチン活動家が結集し、コロナ禍に向かった先は……健康や安全は個人の問題なのか? 日本にとってもシミュレーションとなるかもしれない、笑ってばかりはいられない話。 2,750円 1 234 ... 7 TOP 電子書籍(本・小説) 原書房