青弓社 975件 人気順 新着順 ディズニーランドの社会学 新井 克弥 いま、東京ディズニーリゾート(TDR)はどんどん「脱ディズニー化」している――「徹底的に統一したテーマ」「家族みんなで夢を見る」というウォルト・ディズニーの理想を体現していた時代は過ぎ去って、「テーマなき萌え要素のごった煮」のなかを「お一人様がそれぞれの目的のために突っ走る」空間になっているのだ。 これは、実は歌舞伎からAKB48まで脈々と続く、「全体像よりもピンポイントの趣向」を重視する日本の文化、そして社会の傾向とつながっている。 顧客(ゲスト)のニーズに最先端で応えて変わり続けるTDRは、まさに現代社会の縮図。TDRの変容の過程を分析することで、日本社会の「いま」と「あした」を描き出す画期的なメディア社会論。 1,760円 日韓「剣道」: KENDOとKUMDOの相克と未来 小田佳子 「武道」であることを重んじる日本剣道KENDOとスポーツ化を目指す韓国剣道KUMDO。オリンピックへの対応でも温度差がある両国の「剣道」を、歴史・文化・技術という視点からつぶさに比較・検証して実態を明らかにして、未来志向の関係性を提唱する。 3,300円 日本の「ゲイ」とエイズ: コミュニティ・国家・アイデンティティ 新ヶ江 章友 差別や偏見にさらされ行政からも除外されていた男性同性愛者たちは独自のコミュニティを築き上げていたが、エイズ政策を通して国家行政に取り込まれ、社会的な地位を確立していった。その過程を聞き書きなどから検証し、生と性の葛藤と経験を抽出する。 4,400円 日本ヒスイの本 北出幸男 ヒスイの本場は中国と思われがち。しかし、縄文時代から弥生・古墳時代にかけて日本列島にも独自のヒスイ文明が栄えていた。ヒスイは神聖な呪具として、あるいは権威の象徴として重宝されていて、一部は朝鮮半島に輸出された。日本列島でのヒスイ原産地が再発見され、遺跡から出土するヒスイが国産だったことが明らかになったのは近年のことで、原産地の新潟県糸魚川市の姫川や付近の海岸は、近年のパワーストーンブームのなかでヒスイ採集のメッカになっている。 一般にヒスイは緑色半透明な宝石と思われているが、基本色は白で、異種鉱物が混じることで緑・青・黒・藤色などに発色する。本書では古代ヒスイ文明消滅の謎に迫り、あわせてヒスイの鉱物学をひもとき、現代のヒスイ海岸でヒスイ原石を探すコツも教える。 これまでのヒスイの常識をくつがえし、日本の古代史を輝かしい宝石文明の視点から見直す、この一冊で日本ヒスイのすべてがわかる事典! 1,760円 日本まじない食図鑑: お守りを食べ、縁起を味わう 吉野りり花 季節の節目の行事食や地域の祭りの儀礼食、五穀豊穣などを願う縁起食など、願いを託して食べられるものを〈まじない食〉と定義して、日本全国に息づく「食べるお守り」とその背景にある民俗・風習、それを支える人々の思いをカラー写真とともに紹介する。 2,200円 日本まんじゅう紀行 弟子吉治郎 福島の薄皮まんじゅう、長野の酒まんじゅう、四日市のなが餅、草津の温泉まんじゅう、奈良のよもぎ餅に京都のあぶり餅、東京の黄金芋、北海道の羊羹……。まんじゅう屋に生まれた著者が、湯気が出そうなまんじゅうの写真と店舗の情報も紹介しながら食べ歩く。 1,980円 BLカルチャー論: ボーイズラブがわかる本 西村 マリ 巨大な市場を作り上げ、読者と作者の境界線を溶解させて多くの人々を魅了するボーイズラブ=BL。性描写がある男性同士のラブストーリーになぜ女性はハマるのか。歴史、基本用語、物語や攻め×受けのパターンといった基礎知識をコンパクトにまとめる入門書。 2,200円 PTAという国家装置 岩竹美加子 敗戦後にGHQが指導した教育民主化の理念と、戦前の学校後援会や保護者会・父兄会・母の会など旧態の組織とがない交ぜになった性格をもつPTAを、歴史的な背景、国の教育行政やほかの地域組織との関連、共同体論や社会関係資本などとの関係から考察する。 2,200円 ビジネス書の9割はゴーストライター 吉田 典史 経験豊富な著者が、ゴーストライターの仕事の実態や収入、トラブルとその対処法などを豊富な実例から紹介し、出版ビジネスの「正体」に迫る。そして、著者・出版社・ライターの関係性をふまえてライターの地位向上の必要性を説く。基礎知識Q&Aも所収。 1,760円 ブルマーの謎: 〈女子の身体〉と戦後日本 山本雄二 女子体操着であるブルマーは、ブルセラブームを契機に批判を受け、1990年代半ば以降に学校現場から急速に姿を消した。消滅の社会的背景はこれまでも断片的には語られてきたが、では、腰に密着して身体の線があらわになる服装が、なぜ60年代に一気に広がり、その後30年間も定着・継続したのだろうか。 地道な資料探索や学校体育団体、企業への聞き取り調査を通して浮かび上がってきたのは、中学校体育連盟の存在だった。そこから、中体連の資金難、企業との提携などのブルマー普及の背景を解き明かす。また、受容の文化的素地として、東京オリンピックの女子体操が与えたインパクト、戦前から続くスカートの下の2枚ばきの伝統などとの関連も検証する。 ブルマーは導入当初から性的なまなざしにさらされてきた。にもかかわらず、学校現場でブルマーが存続してきたのは、ブルマーをはく女子の身体に女子修身教育の幻を見る戦前回帰派と、美と健康を見る戦後民主主義派とが思わぬかたちで共謀していたためではないかと指摘する問題提起の一書。 2,200円 まるごとアコーディオンの本 三浦 みゆき タンゴのリズム感に満ちた演奏、クラシック音楽やシャンソンの哀愁を帯びた音色……。音が鳴る仕組みから説明を始め、右手のスムーズな指遣い、左手の演奏のコツ、ステップアップの方法、電子アコーディオンの楽しみ方、コンサーティーナ入門までを解説する。 1,760円 模型のメディア論: 時空間を媒介する「モノ」 松井広志 模型を作ることは、モノと向き合いながら同時に、それを通して向こうの「実物」に思いを馳せることでもある。このとき、模型という「モノ」は、ある種の「メディア」になっている。日本社会のなかの模型について、歴史・現在・理論の3つの側面から解き明かす。 3,300円 「愛国」の技法: 神国日本の愛のかたち 早川 タダノリ 「生活下げて日の丸上げよ!」「一升瓶で空襲に備えよ!」「人間魚雷を発明せよ!」……「不敗の神国日本」の総動員体制を支えた愛国者たちは、どのようにして育成されたのか。哀れにも滑稽なアジテーション群を掘り起こし、その「愛国心」のかたちを探究! 2,200円 「アイドル」の読み方 香月 孝史 アイドルが一過性のブームではなく文化として根づきつつあるいま、アイドルという芸能ジャンルの特性を、「SNSや現場の重視」「アイドルのパーソナリティの開示」「ファンの承認欲求」という観点から分析して、アイドルを語る言葉をバージョンアップする。 1,760円 アガンベンの名を借りて 高桑和巳 アガンベンの著書を翻訳して広く紹介している第一人者の論文や訳書の解題、書評、発表、コメント、スピーチなどを集成した、アガンベンの思想の核を理解する入門書であり、同時に、その思考を借りて現代の文化や政治を考えるための最良の哲学レッスンの書。 3,300円 怪獣から読む戦後ポピュラー・カルチャー: 特撮映画・SFジャンル形成史 森下達 1950年代から80年代までの『ゴジラ』『モスラ』などの特撮映画の歩みをたどり、それを支えた日本のSF史も分析して、戦後のポピュラー・カルチャーが社会的なものと距離を置くようになり、非政治的なジャンルになったプロセスを多角的に照らし出す。 3,300円 ケーキツアー入門: おいしいケーキ食べ歩きのススメ Nyao 200万PVを誇る人気スイーツブロガー・Nyaoが、これまでに食べた3,000個のケーキへの愛を込めた誰もが楽しめる新しい食べ歩きスタイルを提案! ケーキツアーマップやケーキの基礎知識、首都圏のオススメケーキ店なども収めた、主観的で批評性があるガイド。 ******************** マンガ『アマイタマシイ』の作者・杉本亜未さん推薦! 「最高においしいケーキ・ガイドブック! 誰でもすぐ楽しめるケーキ食べ歩きの指南書は美しいケーキ画像満載で目にもご馳走! そしてケーキ愛あふれる著者が心を込めて綴るパティスリーへの熱いラブレター! 必読!!」 1,760円 仕事に役立つ専門紙・業界紙 吉井潤 専門紙・業界紙400を分析して、図書館のレファレンスサービスや、ビジネス・起業・就活にも役立つように専門用語を避けてわかりやすくガイドする。激動する情報化社会のなかで、図書館のビジネス支援や高校生・大学生が社会を知る一助としての最良のツール。 1,760円 自殺の歴史社会学: 「意志」のゆくえ 貞包英之 厭世死、生命保険に関わる死、過労自殺、いじめ自殺という4つの事例をもとに、20世紀初頭から現在までの自殺と社会をめぐる語りを跡づける。それを通して、遺族の悲嘆をよそに、自殺を能弁に語ってしまう日本社会の歴史的な屈曲を明らかにする。 2,200円 写真のボーダーランド: X線・心霊写真・念写 (写真叢書) 浜野 志保 流体写真・心霊写真・妖精写真・ダウジング・念写――「見えない世界」への期待と疑惑を抱きながら、私たちは写真に見入ってしまう。写真と現実、科学と疑似科学の境界を示す80点以上の写真とエピソードをもとに、その不気味さ・奇妙さから写真の本質に迫る。 2,640円 1 ... 464748 49 TOP 電子書籍(本・小説) 青弓社 48ページ目