文藝春秋 6,395件 人気順 新着順 瑠璃の契り 旗師・冬狐堂 北森 鴻 私は旗師をやめない。狐は負けない――。孤高の美人旗師(店舗を持たない古物商)・冬狐堂こと宇佐見陶子。目利きの命である眼を患った彼女を食い物にしようと、同業者がわけありの品を持ち込む。それは、不思議と何度も返品されてくる和人形だった。魑魅魍魎が住まう骨董業界を故・北森鴻さんが鮮烈に描いた、『緋友禅』に続く古美術ミステリ! 607円 歴史をあるく、文学をゆく 半藤一利 歴史と文学をこよなく愛する著者が、探偵眼を光らせつつ、飛鳥から河井継之助の長岡まで、日本史の争乱6つの舞台を訪ね歩く第1部。第2部では視点を文学にうつし、芭蕉、漱石、荷風、司馬遼太郎、藤沢周平ら5人の作家・7作品の世界を散歩する。眼光いよいよ冴えわたり、深まる思索が普遍の真実に肉迫する。著者直筆のイラストも楽しい、紀行文と街上エッセイ。 702円 老兵の消燈ラッパ 佐藤愛子 コドモの給食代を払わぬ親、些細な身体の不調で救急車をよぶ人、プライドばかりが高い草食系男子、必然性のないコンカツに励む女子……今の日本人はここまで甘ったれになった! 理不尽な世相を嘆きつつ、生きるおかしみと哀感を描くアイコ先生。86歳にして抱く現代の世相への怒りと違和感は、実は根底に「人間好き」の性(さが)があればこそ。爽快愉快、お馴染みエッセイ集。 555円 老耄と哲学 思うままに 梅原猛 日本の自然は、私がずっと「草木国土悉皆成仏」という言葉で考えてきたような慈悲に満ちた自然ではなかった――。東日本大震災という未曽有の災害を、著者は近代文明の理念を揺るがすものととらえ、自らの哲学をも厳しく問い直す。最後の教養人であり、大哲学者による、二十年以上続く東京・中日新聞連載のエッセイ最新刊。 1,629円 ロードサイド・クロス 上 ジェフリー・ディーヴァー/池田真紀子 現代米国ミステリの最高峰、ディーヴァーの「リンカーン・ライム」シリーズ。同シリーズの『ウォッチメイカー』で初登場したのが、嘘を見抜く達人キャサリン・ダンス捜査官。本作は「このミス」第5位に選ばれた『スリーピング・ドール』に続き、彼女が主人公を張ります。人を轢き殺したとして有名ブログで吊し上げられた少年をバッシングした者が、次々に命を狙われる。ダンスは失踪した少年をリアル世界とネットの両面から追うが……。 806円 64(ロクヨン)(上) 横山秀夫 警察職員二十六万人、それぞれに持ち場がある。刑事など一握り。大半は光の当たらない縁の下の仕事。神の手は持っていない。それでも誇りは持っている。一人ひとりが日々矜持をもって職務を果たさねば、こんなにも巨大な組織が回っていくはずがない。D県警は最大の危機に瀕する。警察小説の真髄が、人生の本質が、ここにある。 702円 64(ロクヨン)(下) 横山秀夫 警察職員二十六万人、それぞれに持ち場がある。刑事など一握り。大半は光の当たらない縁の下の仕事。神の手は持っていない。それでも誇りは持っている。一人ひとりが日々矜持をもって職務を果たさねば、こんなにも巨大な組織が回っていくはずがない。D県警は最大の危機に瀕する。警察小説の真髄が、人生の本質が、ここにある。 702円 路地裏ビルヂング 三羽省吾 怪しげな健康食品販売会社に心ならずも就職した元フリーターの加藤は、路地裏のおんぼろビルの前に立つと呆然として見上げた。無認可保育園、学習塾、不動産屋、そしてデザイン事務所……。同じ小さなビルのなかで働きながら、それぞれの人生とすれちがう小さな奇跡。あたたかな気持ちになれる連作短篇集。 764円 六本木デッドヒート 牧村一人 殺人を犯して服役、8年の刑期を終え出所した元風俗嬢の笙子。妹のような同居人・瑠璃と静かに暮らすつもりが、かつての恋人・加治が起こした10億円強奪事件に巻き込まれて複数の組織に狙われるはめに。かかる火の粉を笙子は振り払うことができるのか? そして明らかになる驚愕の真相とは? 異色の第16回松本清張賞受賞作。 733円 ロマンス タナダユキ 気鋭の映画監督が書き下ろすコミカルな人間ドラマ ロマンスカーの車内販売員・鉢子はひょんなことから、怪しい中年男と箱根の名所巡りをすることに。大島優子主演の同名映画原作。 1,018円 論より譲歩 土屋賢二 文春文庫オリジナル。ご存じ「週刊文春」人気長寿連載、「ツチヤの口車」から最新作を収録! 深遠なる哲学から生まれる自虐的ユーモアの真髄を味わえます。 576円 WORLD WAR Z(上) マックス・ブルックス/浜野アキオ 中国で発生した謎の疫病──それが発端だった。急死したのちに凶暴化して甦る患者たち。中央アジア、ブラジル、南ア……疫病は急速に拡がり、ついにアウトブレイクする。アメリカ、ロシア、日本……世界を覆いつくす死者の軍勢に、人類はいかに立ち向かうのか。未曾有のスケールのパニック・スペクタクル。大作映画化。 722円 WORLD WAR Z(下) マックス・ブルックス/浜野アキオ 死者の大軍を前にアメリカ軍は大敗北を喫し、インド=パキスタン国境は炎上、日本は狭い国土からの脱出を決めた。兵士、政治家、主婦、オタク、潜水艦乗り、スパイ……戦場と化した陸で、海で、人々はそれぞれに勇気を振り絞り、この危機に立ち向かう。「世界Z大戦」と呼ばれる人類史上最大の戦い。本書はその記録である。 754円 Yの木 辻原 登 自らの死を思ったとき、目に留まった木の形 作家志望の男はある作家と親交を持つ。デビュー時に注目を集め、賞の候補にもなった作家だったが……。味わいの異なる四篇を収録。 1,119円 若き実力者たち 沢木耕太郎 ノンフィクションの巨星、沢木耕太郎のデビュー作! 小沢征爾、市川海老蔵(のち十二代目團十郎)、唐十郎、山田洋次、尾崎将司……。1970年前後に華々しく登場し、常に時代を騒がせ、リードし続けた12人の若きヒーローたち。彼らの多くは、今も輝きを失っていない。20代半ばだった著者が若き日の彼らの実像に迫り、新たな人物ノンフィクションを確立した画期的作品。この40年の意味を今また問い直すために――。 691円 吾輩は看板猫である 梅津有希子 猫は気まぐれでいつも寝てばかり、なんて思っている人いませんか。いえいえ実は猫って働き者なんです。青果店やたばこ屋さんで、まったり店番をしている看板娘ならぬ看板猫たちを愛くるしい表情溢れる写真とともに一挙に紹介!昭和レトロな店構えの店頭で、のんびり、ゆったり、でもしっかりと店番しておる子たちを見ていると、思わずほっこりすること間違いないです。猫好きなら絶対満足する写真集です。 815円 吾輩は看板猫である 東京下町篇 梅津有希子 看板娘ならぬ看板猫たちを集めたフォトブック『吾輩は看板猫である』の待望の第2弾。今度は昭和情緒の溢れる東京下町篇です。半年の及ぶ、地道な聞き込みで集めた、近所でも評判の看板猫たちが大集合。ふとん屋の店先で、お客さんを待ちながら、いつのまにかフトンにくるまって居眠りしちゃうボン、蕎麦屋の商品サンプルが並ぶショーウィンドウのカツ丼の隣が指定席のピンク、お店で空きダンボウル箱を見つけると、すぐに中で丸くなってしまうナナなど、お茶目で働き者な子ばかりです。ほっこりしたい時に、眺めて欲しい癒し系写真集です。 815円 私という名の変奏曲 連城三紀彦 十八歳の時に交通事故で顔に大怪我を負い、美容整形手術を受けて完璧な美貌を手に入れて世界的ファッションモデルにまでのし上がった美織レイ子が死んだ。整形後の人生の中でレイ子は七人の男女を憎んできたが、その七人もまた彼女を殺す動機を持っており、しかも全員が、「美織レイ子を殺したのは自分だ」と信じていた!? ミステリー史上でも出色のヒロインをめぐる目くるめく愛憎劇を描き切ったその超絶技巧は、帯にいただいた綾辻行人さんの言葉どおり、「まさに連城流、並ぶものなし」です。 763円 私の男 桜庭一樹 私は腐野花(くさりの・はな)。着慣れない安いスーツを身に纏ってもどこか優雅で惨めで、落ちぶれた貴族のようなこの男の名は淳悟(じゅんご)。私の男、そして私の養父だ。突然、孤児となった十歳の私を、二十五歳の淳悟が引き取り、海のみえる小さな街で私たちは親子となった。物語は、アルバムを逆からめくるように、花の結婚から二人の過去へと遡ってゆく。空虚を抱え、愛に飢えた親子が冒した禁忌、許されない愛と性の日々を、圧倒的な筆力で描く直木賞受賞作。 733円 ワラをつかむ男 土屋賢二 ツチヤ教授の大人気エッセイ集の最新刊! 「もうたくさんだ」と苦悩の生活に別れを告げ、新天地を神戸に求めて安らぎを夢見たものの、避けても払っても襲うトラブルの波……。非力のツチヤ教授はこの状況に、小理屈、屁理屈、詭弁、曲論でどう立ち向かうのか。「最悪の事態」「女の断言」「問題ありません」「人間の価値」など、理屈と悲哀のユーモア満載の好評エッセイ! 580円 1 ... 301302303 ... 320 TOP 電子書籍(本・小説) 文藝春秋 302ページ目