未来をひらく 海洋温度差発電

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あらすじ

これで人類は、生きのびられる。
「海水から電力をつくる」夢のような発電法。


30年以上の年月をかけて著者が研究を重ねてきた、海洋温度差発電。
それは、海の表層と深層の20~30℃の温度差を利用して発電するというもの。
この方法の利点は、世界中のいたるところで発電施設がつくれることと、
海の温度差があるところなら、半永久的に電力を生み出し続けること。
さらに、発電のみならず、汲み上げた深層海洋水からミネラルウォーターをつくったり、
水素を取り出して燃料電池の原料にしたり、また豊かな漁場をつくり出したりもできます。
つまり、エネルギー問題、食糧問題、水問題が一挙に解決できるというわけです。
まさに、地球を根本からケアすることができる新技術だといえるでしょう。
本書では、たんに海洋温度差発電についての解説だけでなく、エネルギーと文明とは何か、という根本から解説します。
子どものための環境教育にも最適な一冊です。