懲役14年・板橋両親惨殺爆破「15歳少年」が彷徨う王国―新潮45 eBooklet 事件編5
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あらすじ
「俺はおまえとは、頭の出来が違うんだよ。俺は小さい時から家の仕事も手伝い、真面目に勉強をやってたんだよ」お父さんはこう言って僕の頭を揺すった。もう我慢できない、殺すしかない。お母さんもいつも「死にたい」って言っていたから……。少年は、父を鉄アレイで撲殺し、母をメッタ刺しにしたうえ、現場を時限式発火装置で爆発させた。法廷で感謝と謝罪の言葉を述べる姿は、いい子そのもの。しかし、ずっとつきまとう違和感はなんだろう。呆気なく親を殺し、捕まれば簡単に謝罪するという現代の少年犯罪の一例を追った詳細な事件ドキュメント。