殺戮のマトリクスエッジ3
あらすじ
東京ルルイエ、週末のブラッディ・デート。
旧東京湾上に建設された次世代型積層都市トーキョー・ルルイエ。電脳技術や機械義肢の技術など、あらゆる技術の粋が凝らされたこの都市は、地上最後の楽園(ラストパラダイス)と呼ばれていた……。
この街は夢の街。
望めば全てが手に入る。
――でも、人の心は……?
東京ルルイエにそびえる、総合ショッピング施設『ゾス・モール』にデートへと出かけたユノとソーマ。ククリも勿論ついてきて――。
電脳社会に疲れた人々を癒す、ネットワーク遮断空間。
電脳空間に潜り技術を競い合うアーケードゲーム。
そして、天然食材を使用した高級レストランなどなど、3人のデートは緩やかで楽しい時間。
だが、彼らは突如として封鎖されたモール内に閉じ込められてしまう。
出現する、新たなホラー。
悲鳴、絶叫、鮮血。
二人は互いに「自分の正体」がばれないように、ホラーを止めるべく奔走する。
なぜホラーは人を襲うのか。
ホラーとは何か。
ソーマを見つめるククリの瞳は、いつも悲しみに満ちていた。
企業複合体の更なる暗部がついに動きだす――!
サイバーアクションシリーズ第三弾!!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。