弱い自分を好きになる本

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あらすじ

「勝ち組、勝ち組…」と叫ばれた結果、「格差社会」が生じ、弱い人が生きにくい世の中になった。強さばかりが社会で求められている現在、そんな「弱い自分」に悩んでいる人は多い。自分に自信がない・気分の浮き沈みが大きい・すぐに挫折してしまう……日々抱えている悩みをどうすればいいのか。弱者の味方で精神科医である著者が、そんな「弱い自分」を好きになるための具体的な方法をつづった一冊。

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  • 勝ち組・負け組という言葉もあるように、現代社会では誰しも「強くなって勝つ」ことを目標にしてしまいがちですが、強くなれなくて苦しんでいる人もいるのが現実。そんな苦しみを抱えている人にお勧めしたいのが、香山リカさん著「弱い自分を好きになる本」。いろんな例を挙げて書かれていますが、自己嫌悪の激しい私が印象に残ったのは「過去の発言が今でも恥ずかしい」というケース。この失敗の傷を癒す方法も書かれていますが、私が好きなのはその後の「失敗をして迷惑をかけてしまったと悩む繊細さ・気配りを持てる人は、自信満々な人よりも周りから愛され、今の社会に必要とされている」という香山リカさんの言葉です。それだけで心の悩みすべてが解決できるわけではありませんが、このような弱い者を勇気づける言葉を読むことで、少しずつでも弱い自分を受け入れ、こんな自分でも良いか、と思えるようになりました。

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    shinagyunさん