日本語の練習問題
出口 汪 1,210円
あらすじ
私たちはふだん日本語を意識することはありませんが、私たちが想像している以上に日本語は重要です。
とくに「美しい」か「美しくない」か、これが重要なのです。
なぜなら「美しい日本語」を身につけた人の言葉は、心の奥深くに響き、人を動かす力がありますが、「乱れた日本語」で話をする人の言葉は心に響かないからです。
日本語が乱れたままだと、どれだけ会話やプレゼンのスキルを身につけようと、いつまでも悩みは解消されません。
しかし残念ながら、近年乱れた日本語を使う人が急速に増えています。
そんな時代だからこそ、「美しい日本語」を身につけることで人生を変えてほしいと、
出口先生がはじめて「日本語」について熱く語り尽くしたのが本書です。
「美しい日本語」に必要なのは「正しい日本語」と「感性」の二つだけ。
これは決して難しいことではありません。
日本語の文脈を理解し、自分なりの言葉で伝えることを意識する。それだけで誰でも日本語は美しくなっていくのです。
さらに本書では、そのために必要な「日本語の練習問題」を61問厳選して掲載しました。
日常生活でついつい誤用してしまいがちな「敬語」の問題をはじめ、梶井基次郎ら近現代の小説や短歌、童話を引用した問題など、
日本が誇る名文に触れながら、同時に日本語が美しくなる一冊となっています。
(本文より)
問題6 次の選択肢の中で、最も適切な敬語表現を選びなさい。
ア 先生がお話しになりました。
イ 先生が話をしてくださいました。
ウ 先生がお話ししてくださいました。
(答.イ)