商売魂

購入した作品の読み方

あらすじ

「平成の再建請負人」高塚猛の決定版、ついに刊行です。
「再建に高塚あり」という異名を持つ著者。経営再建という目標に、「社員全員を一丸となって向かわせる」というその手腕こそ、著者の本髄です。
たとえば、福岡三点事業の大幅な赤字削減というのは、花壇に咲いたひとつの花、つまり「結果」です。その花を愛でるのではなく、その花を咲かせた土壌、つまりその「原因」に迫ったのが本書。まさに、著者の経営哲学、商売哲学のすべてが、ここにあります。
人の心を気持ちよくつかんで、上手に動かす。お客様の顔が見えにくくなっている現代だからこそ、「ビジネス」でなく、お客様の喜ぶ顔に命をかける「商売」に立ち返りたいもの。
何事も堅苦しいことを好まない、肩の力が抜けた柔軟な著者の姿勢は、商売人ならずとも、きっと多くの人にとって、生きるうえでのヒントとなるにちがいありません。