四季 冬 Black Winter
購入した作品の読み方あらすじ
生と死そして時間。すべてを超越し存在する、四季。天才の成熟と到達。「四季」4部作、美しき完結編。「それでも、人は、類型の中に夢を見ることが可能です」四季はそう言った。生も死も、時間という概念をも自らの中で解体し再構築し、新たな価値を与える彼女。超然とありつづけながら、成熟する天才の内面を、ある殺人事件を通して描く。作者の一つの到達点であり新たな作品世界の入口ともなる、4部作完結編。
レビュー・口コミ(1件) 一覧へ
『すべてがFになる』で活躍した真賀田四季の4部作、ついに完結です。『四季 冬』では随分と四季の内面を描いており、外的な動きというよりは四季のもう一人の人格との対話が多かったです。『すべF』から続く「S&Mシリーズ」、そして「Vシリーズ」、20冊に及ぶ長い長い旅がようやく決着がついたような心地でした。やはり四季様は、これくらいじっくり描かれる価値があるキャラだったと再認識。この後は『女王の百年密室』から始まる「女王シリーズ」を読みます!