ヴェネツィア神話――ある国家の図像化
デヴィッド・ロザンド(著)/石井元章(訳) 3,080円
あらすじ
「いとも晴朗なる共和国」、「アドリア海の女王」、どの土地とも異なる、神の意志で作られた特別な場所――そうしたイメージ戦略を成功させ、ヨーロッパに君臨した水都ヴェネツィア。みずからのために生み出したさまざまな題材により自己神話化をはかったヴェネツィアの歴史を国家形成期から18世紀の没落までたどる。
【目次】
はじめに 7
序説 9
第1章 奇跡の誕生 17
第2章 聖マルコの平和 63
第3章 ソロモンの知恵 119
第4章 オリンポスの援用 145
訳者解説 181
注 1
参考文献 16
索引 26
図版出典 35