越境文化演劇
購入した作品の読み方あらすじ
演劇の遊戯性が原理主義の幻想を解体する。グローバル化と原理主義が絡み合う世界で、多文化主義をさらに超えた、異他なる者との共生を導く実践と思考。
【目次】
謝辞 6
日本語版の読者に向けて ──日本に感謝する三つのこと 7
序章 11
第一部 越境文化演劇の理念 19
第一章 生成のさなかにある演劇 20
第二章 越境文化演劇のアクチュアリティ 34
第三章 演劇的妄想 39
第四章 越境文化演劇の場所としての異郷 51
第五章 通過者としての存在 87
第二部 越境文化演劇の世界-空間 115
第一章 世界化の演劇 116
第二章 プトレマイオス的世界劇場 124
第三章 世界-経験の演劇 130
第三部 越境文化演劇の実践 157
第一章 歴史に向き合うということ 158
第二章 国民文化という幻想の興亡 163
第三章 越境文化演劇の実践形態としての反復 187
第四章 カリブの革命 ──越境文化的な屈折の実践 204
第五章 越境文化演劇の演者としての身振り 218
第六章 感情の発電所としての越境文化演劇 244
原註 263
訳者あとがき ──解説を交えて 294