RM Library(RMライブラリー) Vol.292
あらすじ
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1950年代の日本では、米国発祥の高性能な路面電車「PCCカー」の技術を応用し、防音・防振を考慮した「無音電車」と呼ばれる車両群が次々に製造されました。その採用例は公営鉄道が多数でしたが、一部の民営鉄道でもその技術に着目し、先進的な路面電車や発展形としての郊外電車が誕生しました。なかでも航空機技術を取り入れた張殻車体の超低床車である東急玉川線デハ200形や、中空軸カルダン駆動を採用した連接車・西日本鉄道福岡市内線1001形・1101形など、技術的に特筆される車両がこの時期に多数生み出されました。今号ではそれら民営鉄道での展開例や、公営鉄道でも前回紹介しなかった吊掛駆動の車両を解説します。
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