中国の台湾武力統一が始まる
邱海涛 1,980円
あらすじ
台湾独立派の頼清徳が新総統に当選したが、その直後、金門島海域で不法漁労をめぐる中国漁民の死亡事件が発生。中台関係は一気に緊張し、中国による台湾武力統一の可能性が高まりつつある。/本書では、中国政府の台湾政策制定のプロセスから、中台の歴史や関係性、経済交流の現状、平和統一と武力統一の可能性、中国が軍事行動に出るレッドライン、スパイ戦の実態、実際に武力衝突が起こった際の戦力差と被害状況、アメリカの介入予測までを徹底分析。また、尖閣諸島をめぐる中国と日本の考え方の根本的な違い、さらには沖縄への影響力行使など、日本との領土問題をめぐる対立の行方も解説。
一方、中国国内の不動産バブル崩壊による経済状況の悪化状況をレポート、それが台湾統一にどのような影響を及ぼすかについても言及している。
いつ、何が、どこで起こるのか。台湾有事が日本有事に発展するのか。日本の動きに対する中国の敵愾心は? 中・台・日を飛び回るジャーナリストが、各国・各地域の意識や政治的思惑の違いを明らかにしながら、迫りつつある戦争の危機を警告する。