基礎からわかる はじめての俳句 上達のポイント 増補改訂版

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あらすじ

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★ 実例や添削ですぐに使える。

★ 感じたままに詠める「作句のコツ」を
  入門から実践まで、やさしく解説します。


◇◆◇ 著者からのコメント ◇◆◇

私と俳句との出会いは、ある日突然やって来ました。
それは今から二十年以上前の出来事です。
偶然自動販売機でお茶を買ったことから始まります。

そのときおつりを取ろうとした瞬間に、
伊藤園の俳句大賞の募集ハガキが目に入り、
これ出してみようと思い応募したところ、
それが奨励賞に入り、
これは勉強してみようという想いになり、
ここまで俳句の面白さに魅了されてしまったのです。

始めるきっかけはまさしく偶然でした。
誰にでも、そんな偶然の出会いってありますよね。

この本は「おしゃべり俳句レッスン」という
テキスト本をもとにして、
その改訂版のつもりで書き上げました。
この一冊であなたも俳句が詠めるようになります。
俳句は日本独特の分野ですので、
言葉の使いかたや選びかたなど、
さまざまな日本語の源となっていると思います。

ついつい忘れてしまっている日本語の美しさを、
俳句を通して、
ひとりでも多くのかたにわかって頂けたら幸いです。
普段はどうしたら俳句に触れることができるか
わからずにいる初心者のかたにもわかりやすい説明で
まとめてあります。

日本語の美しさを俳句を通して、是非とも、
かけがえのないあなたの人生の大切な心の
宝物となるに違いありません。

上野 貴子


◇◆◇ 主な目次 ◇◆◇

☆ 第一章 
俳句とは
<俳句とは何か>
* 俳句は数秒間のドラマです
* 俳句は心のスケッチです
  表現は具体的にしましょう
* 俳句の歴史を知りましょう
* 四季折々の移ろいを詠みましょう
* 物語の持つシチュエーションを
  上手に表現しましょう
・・・など

☆ 第二章
俳句のルールをおさえて詠みましょう
<俳句のルール>
* 字余り・字足らずは避けるのが基本です
* 句またがりはリズム感を大事にしましょう
* 作句するときは季語を入れましょう
<俳句の表記>
* 口語と文語を使い分けましょう
* 俳句に新しい表現を取り入れてみましょう
・・・など

☆ 第三章
俳句を詠む
<俳句の作り手順>
* 素材集め
  発想が広がり想像しやすい素材を選ぼう
* 伝えたいことは何かを考える
  素材に伝えたい想いをたくす
* 言葉選びをする
  作者の想いが表現できる言葉を選ぶ
<TPOに合わせた作句のポイント>
* 花
  花を詠む場合は季語を正しく使いましょう
* 鳥
  鳥を詠むときは季語に含まれているかを
  確認しましょう
* 風
  さまざまな風の呼び名を使い分けましょう
* 月
  どの季節の月かわかる句にしましょう
* 天候
  季語になっている天候か調べて使いましょう
* 山
  山を詠むときは山の変化に着目しましょう
* 海
  海の移ろいに注目して詠んでみましょう
* 乗り物
  乗り物の動きや人の場所を表現しましょう
* 誕生日
  誕生日は詠む相手への想いを込めましょう
・・・など

☆ 第四章
上達するための楽しい習慣づくり
<俳句日記を書きましょう>
* 俳句日記とは
  俳句日記は日常に新たな発見を導きます
* 俳句日記書きかたのコツとは
  行動の描写よりも想いを