季刊地域58号(2024夏)
購入した作品の読み方あらすじ
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「動物と一緒に農業」は3通りの読み方ができます。1番目は草刈り・除草をヤギやヒツジやアイガモにまかせることで労力不足を補う。2番目は獣害対策に動物が役立つということ。ヤギの放牧によってサルの被害が激減、カラスによるミカンの被害をタカを飛ばすことで解消した集落の話、などです。そして3番目は、動物(家畜)の相棒にうまく働いてもらう農業は「スマート(賢い)農業」だということ。農業の労力不足を補う切り札のように言われる「スマート農業」ですが、それはICTやAIに支えられた先端技術による農業だけではありません。「動物と一緒に農業」は、化石燃料不要で草や虫をエサに働き、糞は肥料になる「畜力エネルギー」を活かすスマート農業。それぞれの動物の習性や飼い方とともに、その習性を存分に農業に役立てるための技術を取り上げています。
<目次>
今号の撮っておき! 転作田のカモミール
特集 これぞ愉快なスマート農業! 動物と一緒に農業
動物と一緒に農地を守る>
サル害もイノシシ害も減った 集落みんなでヤギを飼う 長野県小谷村 青木剛司
ヤギ糞・鶏糞・人糞でバイオガストイレ 岩崎奈穂
ヤギが好む植物ランキングと除草への応用 横浜国立大学教授 小池文人
知っておきたいヤギ飼育のポイント
有機農業をヒツジが全力応援! 佐賀県みやき町・サガンベジ
新規就農の相棒はポニーの親子 富山県立山町 坂口創作
令和の里山に馬耕がやって来た 新潟県柏崎市 鈴木貴良
豚や牛が強力な援農パートナーになる 京都府綾部市 氏本長一
応援します! ニワトリのいる暮らし 長野県安曇野市 羽賀浩之
鳥たちの実力 ニワトリ・七面鳥・フクロウ・ガチョウ・アイガモ
中山間直接支払で動物を飼う>
カラスからミカンを守れ! タカの吹雪ちゃん今日も飛ぶ 和歌山県有田川町・田口集落
「協力会員」も増やして棚田放牧 山口県長門市 大汐光晴
ヤギによるアゼ草刈りも成功 千葉県鋸南町 山田永太郎
犬や猫の手も借りたい
牛と一緒に農業 集落営農の現場を歩く
「乳カルチャー」でまちはもっと面白くなれる 佐賀県嬉野市 中島大貴
組み合わせのひらめき、創意工夫こそが農業の醍醐味 福岡県桂川町 古野隆雄
もの申す
「新地方消滅レポート」を批判する 明治大学教授 小田切徳美
被災地復興の現実から――東日本大震災から13年 東京都立大学教授 山下祐介
集落
集落内外みんなが喜んだ これは墓じまいではなく墓びらき 伊藤雄大
出店本屋「燈日草」始めました(上) 福島県昭和村 菅家洋子
川谷もよりのビジョンづくり 3 新潟県上越市 鴫谷幸彦
空き家のミカタ 2 徳島県 神山町移住交流支援センター 吉田涼子
新連載 農村RMOの始め方――よくあるつまずきと解決のヒント いわて地域づくり支援センター 若菜千穂
ご当地おもしろスポーツ 3 人間塩出し昆布マラソン
農
地方で挑戦するあなたへ 地域マーケティング講座② くつろぎたいのも山々 猪原有紀子
唄は農につれ農は唄につれ 2 ノンフィクション作家 前田和男
防災
高校生がつくる 放置竹林を活用した防災用品 徳島県立阿南光高等学校 戸井健治
能登地震でも活躍 トイレトレーラー
災害保険 自
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