歴史民俗学 No.21

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あらすじ

かつてのベストセラー作家で、「八切史観」と呼ばれた独自の歴史観を展開した八切止夫。官製の歴史を廃した数々の戦国史、自ら設立した「日本シェル出版」での経営者としての側面、晩年の実証サンカ研究など、その活動は多岐に及ぶ。著作集が刊行されて、再評価の気運が高まる八切の謎に包まれた生涯と仕事を再検証する。


入門・八切史観(礫川全次)/八切止夫年譜(若狭邦男)/八切止夫サンカ論の検証 尾張サンカの研究資料としての吟味(飯尾恭之)/八切原住民史観と太田竜の「日本原住民」(青木茂雄)/父を語る 矢留楯夫(聞き手・若狭邦男)/八切止夫雑感 古書店主から見た八切止夫(中川道弘、聞き手・礫川全次+本誌編集部)/八切の徳川家康替玉説を読む(礫川全次)/八切止夫著作目録(関内孝雄)/八切止夫装幀コレクション/八切止夫の「遊女論考」に因んで(田村勇)/【覆刻掲載】「探偵小説 だるま貞女」『小説倶楽部』より/インターネットに見る八切止夫(中元宏)/【会員通信】鯨塚に何故か魅せられて(親海楽竿)/【コラム】神武天皇は石器時代人か(片山美洋)/【コラム】「マグイノリ」は実在した!(利田敏)