金瓶梅4

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あらすじ

世界の四大奇書の一つと言われるのがこの本『金瓶梅』だ。その書名はほとんどの人が知っているだろうが、さてその全訳となると目にした人は少ないはず。なぜならこの本以外、全訳はないからだ。この本では露骨な性交の描写も訳されている。日本にはない表現も多い。
物語の舞台は十二世紀の山東・清河県。主人公の西門慶は正妻のほか五人の夫人がいる。そのうえに女中や乳母、使用人の女房たちとも関係をしているし、遊郭にも通う。色と欲とが絡み合った人間臭いドラマが流れている。中国の性に関するおおらかさを楽しんでほしい。デジタル化にあたり、長大な物語を四つに分けて編集をし直した。本書は第4巻目である。