ガラスの壁

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あらすじ

都内でも一等地といわれる渋谷区松濤。
商社に勤める夫の和智高広と二人暮らしの絢子は、行きつけのブティックを出て拾った現金入りの封筒を持ち帰ったことから、見知らぬ男に拉致され複数の男から陵辱される。その最中、なぜか男は高広についての情報を事細かく訊いてきた。不感症だった絢子が急に淫乱になったことに不審を抱いた高広だったが、これは大きな陰謀の発端にすぎなかった。
新興宗教から北海道をめぐる国際問題へと、波乱の渦が大きくなっていく――。