トラウマとレジリエンス

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あらすじ

災害、暴行、虐待、事故……
同じような苛酷な体験をしたとき、心の傷に長く苦しむ人もいれば、驚異的な回復を見せる人もいる。
では、彼らは何が違ったのか――?

9・11アメリカ同時多発テロ。
世界を震撼させたこの事件を前にして、膨大な数のPTSD患者が生じると誰もが考えた。
だがそうした予測に反し、テロに遭遇したマンハッタンの住民の大半は、比較的早期に日常を取り戻した。
なぜ彼らは立ち直れたのだろうか?
また、同じような出来事を体験したのに、一部の人は長くトラウマに苦しむことになったが、
彼らの明暗を分けたのは、いったい何だったのだろうか?

これまで研究されてこなかった「回復した人たち」に光を当て、
今もトラウマに苦しむ人たちが、心の傷を乗り越えるために何ができるかを具体的に示した、
トラウマ治療の新たな決定版。待望の邦訳刊行。

■ ■ ■

多くの人にとって、トラウマはただ耐えるしかない災厄だが、
この本の読者にとって、それは乗り越えるべきチャレンジとなる。
――ウォール・ストリート・ジャーナル紙

この本で語られるのは、トラウマ的出来事の記憶から自由になる方法だ。
あなたはまさに今、そのチャンスを手にしている。
――アダム・グラント『THINK AGAIN』著者(ペンシルベニア大学ウォートン校教授)