金瓶梅3
購入した作品の読み方あらすじ
世界の四大奇書の一つと言われるのがこの本『金瓶梅』だ。この書名はほとんどの人が知っているだろうが、さてその全訳となると目にした人は少ないはず。なぜなら本書以外、全訳はない。なので、本書では露骨な性交の描写も訳されている。
物語の舞台は十二世紀の山東・清河県。主人公の西門慶は正妻のほか五人の夫人がいる。そのうえ、乳母、使用人の女房たちにまで手を出し、さらには遊郭にも通う。色と欲とが絡み合った人間臭いドラマが濃厚に描かれている。性に関して、中国のおおらかさを楽しんでほしい。デジタル化にあたり、長大な物語を四つに分けて編集をし直した。