モーツァルトが愛したミーントーンとは何か。モーツァルト好きのための音律論と調性格論。

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あらすじ

さっと読めるミニ書籍です(文章量10,000文字以上 11,000文字未満(10分で読めるシリーズ))

【書籍説明】
ウィーン古典派の作曲家のハイドン、モーツァルト、そして初期のベートーヴェンは、みなミーントーンを愛用していたと言われます。

ミーントーンとは古典音律のひとつで、現在の平均律が普及する前に使われていた音律です。

この音律は5度をわずかに修正し長3度を純正にとるために3和音がたいへん美しく響きますが、
一方で欠点があり、美しく自由に弾ける調が限定的で、鍵盤楽器では#系では3つの調、♭系では2つの調までしか弾けないことがあります。

このためモーツァルトは、調選択においては最も保守的で、よく使用する調がかなり限定的でした。

ところが、現代においては、そのことがモーツアルトの魅力になっているようにも見受けられますが、ミーントーンはまだまだ知られていないように思います。

今回は、このミーントーンについて、詳しく探ってみたいと思いますので、最後までおつきあい、よろしくお願いいたします。


【目次】
第1章 ピタゴラス音律  
第2章 純正律とウェルテンペラメント
第3章 ミーントーン 
第4章 調性格論を唱えた人たち 
第5章 シューバルトの調性格論
第6章 モーツァルトの調性格を見る 


【著者紹介】
姉崎慶三郎(アネザキケイザブロウ)

千葉市在住。

元商社勤務。

海外駐在員歴2回。

長年の海外ビジネス経験を生かして、当時合格率8・4%で、日本全国で400名もいない超難関貿易資格「ジェトロ認定貿易アドバイザー」を取得。

自身の50年に渡る貿易実務経験と、ふれあった多くの先輩や国内外の取引先企業の方たちから学んだことを貿易のプロをめざす人に伝えるため執筆を続けている。

ペンネームは英語教師だった祖父の名前。