世界を救う 日本で生まれた除菌水「次亜塩素酸水」――葛藤と苦悩の歴史

購入した作品の読み方

あらすじ

「21世紀人類はますます強くなる細菌との壮絶な戦いとなりましょう」

2000年、新型コロナウイルス流行のはるか前から、
今日の事態を予想し「世の中のために」を原動力に、行動した人たちがいました。

それが新型コロナウイルスを不活化する除菌水として注目を浴びた「次亜塩素酸水」、
正式には、電解無塩型次亜塩素酸水(三室型)の開発者、佐野洋一さんです。
この次亜塩素酸水は、人や環境には無害でありながら、
ウイルスや菌を破壊する除菌水で、世界的にも注目を浴びています。

一方で、その過程では多くの無視、無理解があり、
佐野さん自身、病に倒れるなか、その思いと技術は受け継がれていきました。

本書は、この電解無塩型次亜塩素酸水誕生から今日までの歴史と、
新型コロナウイルス変異株不活化のデータなど、
最新のエビデンスなどをまとめた1冊。

世界を救う、メイドインジャパンの除菌水が余すところなくわかります。


■目次

●第1章 コロナ禍で注目を集めた「次亜塩素酸水」
・次亜塩素酸水は、除菌効果と安全を兼ね備えた除菌水
・次亜塩素酸水には、他の除菌水にはないメリットがある
・万能除菌液の次亜塩素酸水にも、デメリットがある
・「次亜塩素酸水は効かない」という誤報は、どうして広まったのか?

●第2章 国産除菌水「電解無塩型次亜塩素酸水」の誕生

●第3章 次亜塩素酸水の復興

●第4章 次亜塩素酸水が世界を救う

■著者 内海 洋(うちうみ・ひろし)
株式会社アクト代表取締役社長。
1958 年生まれ。北海道小樽市出身。
釧路高専卒業後、北海道ヤンマー等を経て、1997年に有限会社アクト設立、2000年5月より現職。
アクトは、農林水産・食品産業技術振興協会・民間部門農林水産研究開発功績者表彰(2015年)、
発明協会・北海道地方発明表彰北海道知事賞(2017年)、
経済産業省・第7 回ものづくり日本大賞ものづくり地域貢献賞(2018年)など受賞多数。
また、2018年には経済産業省・地域未来牽引企業にも選定されている。
著書に『「安全」と「除菌」は両立できる』『【図解】ウイルスと除菌のことがよくわかる!本』(あさ出版)。