石仏の里に佇む静寂の寺 浄瑠璃寺の365日
佐伯功勝 1,870円
あらすじ
奈良のお寺365日シリーズ、今回は、県境を越えて南山城の名刹浄瑠璃寺です。
三重塔と本堂に囲まれた、大池のある浄土式庭園は、その名の通り極楽浄土を思わせます。
興福寺や西大寺の奈良仏教とともに歩みながら、立地する場所は京都、ご住職佐伯功勝さんが、そんなお寺と南山城にながれる時を綴ります。
九体の阿修羅如来様をはじめとした仏像の数々、浄土式庭園、本堂、三重塔、境内を彩るかわいい花々、そして当尾の里の石仏を、ページ内にちりばめ、全編オールカラーで編集しています。
国宝・九体阿弥陀像を5年かけての修理が2023年に完成、奈良国立博物館・東京国立博物館での完成記念展開催と、今注目の浄瑠璃寺。この1冊で浄瑠璃寺の魅力を深く味わえます。
【目次】
まえがき
浄瑠璃寺伽藍(境内図)
浄瑠璃寺の湧水
大きな柿の木
参拝の栞
落ち葉が池に沈む頃
神仏習合
小さな山門
一年で一番賑やかな時間
ボンネットバス
当尾~塔が尾根に並ぶ里
塔の独り言
ここは京都なんです
沈没船
祖父の死
慶派の大日さま
そしてこの寺へ
南山城という立ち位置
山里のおもてなし
手間暇がかかるもの
見ているようで
雪の日の朝
過去と未来を繋ぐもの
境内一巡(其の壱)
境内一巡(其の弐)
境内一巡(其の参)
江戸の熱量
袋中上人
灯りに導かれて
香を食す
花は小さな仏さま
隣近所のお寺さん
話せばわかる
花は頭上に足元に
石の仏に包まれて
供養の姿(亡き人を送る~前編~)
供養の姿(亡き人を送る~後編~)
供養の姿(現世を離れて)
癒される風景と光景
千の仏・無限の祈り
亀のクロちゃん
あしび(馬酔木)の憂鬱
先人からの伝承、後進への伝言
神仏の前で
新参者
「所説あります」
人の縁・仏の縁
クロちゃん後日談
あとがき
浄瑠璃寺花ごよみ
浄瑠璃寺略年表