Pen 2023年 10月号

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あらすじ

特集 クリエイションの最前線 デザインと手仕事

テクノロジーの進化が目覚ましい現代において、いま改めて人々は、手仕事に魅了されている。
しかもそれを、使い手である私たちだけではなく、つくり手であるデザイナーや建築家たちこそが感じている。
理想を追求しようとすればするほどに、機械だけではなく“人の手” が必要となるのだ。
たとえば、デザイナー柳原照弘が手がけたギャラリー「ヴァーグ神戸」の土壁。同じ材料を使いながら
空間ごとに左官の仕上げを変えることで、その場所の空気をガラリと変えてしまった。
一方で陶芸家の鹿児島睦のように、陶芸という枠を越えて新たなジャンルのプロダクトを生み出す作家もいる。
彼らの仕事には人の手へのリスペクトが込められ、その想いは使い手の私たちにまで届けられる。
手仕事に惹かれるのは、手の温もりを感じられるから──そんなひと言にとどまらない答えが、ここにある。

クリエイションの最前線 デザインと手仕事
目利きふたりが見つめる、デザインと手仕事のこれまでとこれから
■Products 藤城成貴/北川大輔/マイケル・アナスタシアデス×石原勇太
■Architecture 下川 徹/田根 剛/柳原照弘
■Fashion & Lifestyle 大脇千加子/トゥーグッド/グーニャプロジェクト
クラフトに情熱を注ぎ、ものごとの真価を世に示すージョナサン・アンダーソン
製造から販売まで、自らの手で整えるデザイン界の匠ーピート・ヘイン・イーク
■A new Vision for Handcraft 鹿児島 睦/中村弘峰/太田 翔/永瀬二郎/石黒幹朗/ロマン・ダール
食材と同じようにつくり手を訪ね、住まいの材を選ぶ
■Handcraft Catalogue 目利きが選ぶ、買える手仕事カタログ
この秋訪れたい、「デザインと手仕事」イベント

PRADA ESSENCE OF FASHION
ほか