季刊地域54号(2023夏)

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あらすじ

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『季刊地域』は、農山村を中心とした地域での暮らしづくりと仕事づくりのための雑誌です。今号の特集では「空き家の活動3原則」と題して、農村でも都会でも問題になっている空き家を「地域資源」として活かす方法を取り上げました。
コロナ禍を経て増えている地方移住志向の人たちは空き家を求めています。空き家対策で一歩先を行く自治体は「空き家バンク」を充実させ、「空き家活用コーディネーター」を配置。そして地区や集落といった単位で、地域住民自らが「むらの空き家」活用を始めています。
今号のもう一つの目玉は「生きものと一緒に農業」。夏になると子供たちを巻き込んだ「生きもの調査」を水田周辺で行なう地域が増えていますが、ブランド米づくりと組み合わせた事例や、テーマ設定型の調査で参加者の興味をそそる生きもの調査を取り上げました。
その他、農山村で暮らす人、暮らしたい人の頭と手先を刺激する記事が満載です。

目次
特集 空き家の活動3原則+自然の力を味方にする家づくり
今号の撮っておき! 子供のための空き家活用

■空き家の活動3原則+自然の力を味方にする家づくり
移住者に聞く どんな家に住んでますか?/身近な師匠に感動しながらリフォーム中/厄介な空き家を地域資源に

○むらの家探しをサポート
空き家対策先進地で聞いた マッチング&予防で空き家活用 滋賀県米原市・まいばら空き家対策研究会/「空き家に移住!」の流れとポイント 兵庫県神戸市 鶴巻耕介/にぎわいを生む空き家活用術――神戸市北区淡河町/実録!田舎の家の探し方

○むらで取り組む空き家管理
空き家の片付け手伝います 山内てごぉし隊出動! 広島県庄原市・山内自治振興区/空き家管理法人を立ち上げた 富山県砺波市・やなぜ空き家ねっと/空き家も耕作放棄地も仕事に/地域運営組織が空き家活用

○こんな家に住みたかった
古民家エクセルギーハウスで地域の自然と対話する 舞台写真家bozzo/古民家を快適にする工夫/有機農業的家づくり 土壁・たたき土間・ニイミトレンチで土を活かす/土壁の弱点を補う 土壁充填断熱とは 土壁ネットワーク

■もの申す
「長期中干し」にもの申す(下) 水田生態系の妙味を活かすメタン抑制法
一分の理もない愚行「木曽川水系連絡導水路」建設 法政大学教授 伊藤達也 
伊方原発 理不尽な広島高裁決定の元凶は最高裁か 元福井地方裁判所裁判長 樋口英明

■集落
シリーズ 農村RMO2 福島県猪苗代町見祢集落・結乃村農楽団/道普請がラク! ロードメーカーは「多面」にいいかも 茨城県水戸市 島地区農地・水・環境保全会/集落会議のつくり方3京都府南丹市・テダス

■農
給食野菜の地場産率アップは1次加工+冷凍で 静岡県袋井市教育委員会おいしい給食課/石臼製粉でパン用小麦粉を挽こう3 パン食文化研究室/農家のためのインスタ活用マーケティング講座9 和歌山県かつらぎ町/将来予想される町の遊休農地、エリア別に活用戦略 岩手県紫波町産業部・農村政策フェロー

■生きものと一緒に農業!
「大崎耕土」ブランド米に必須の生きもの調査とは NPO田んぼ/生きもの同定アプリ/テーマ設定型調査 兵庫県丹波篠山市農村環境課

■防災
地元産スギで木製ダム 富山県農林水産総合技術センター木材研究所

■地エネ
「山本電力」が伝授する電力自給の始め方(下)/ソーラー