球跡巡り―球史を刻んだ球場跡地を歩く―
購入した作品の読み方あらすじ
【内容紹介】
日本野球機構の公式記録員として34年。一軍公式戦で現役最多となる1395試合のスコアを記した山本勉が、プロ野球の舞台となった後、時代とともに彼方へ消えた55球場を訪ねます。現役時代そこで活躍した選手のほか、審判や関係者、実際に試合を見た観客の声を収録。野球ファンの郷愁をくすぐるとともに、プロ野球史を振り返る貴重な記録にもなっています。
後半には「記録員コラム」と題して、記録員ならではの視点でプロ野球を分析。二リーグに分立した1950年に、1シーズンだけセ・リーグに存在した「幻の球団」西日本パイレーツにも焦点を当てています。
【著者略歴】
著:山本 勉
1964年生まれ。愛媛県北宇和郡津島町(現宇和島市)出身。
宇和島東高校卒業後、会社員を経て1989年からセ・リーグ公式記録員。
両リーグの統合により2010年から日本野球機構(NPB)所属となる。
1993年から一軍公式戦を担当し、現役最多の1395試合出場。
日本シリーズ出場3回、オールスターゲーム出場3回。
【目次】
・両翼78メートル 本塁打を量産したプロ野球のメッカ【後楽園スタヂアム】
・工場の敷地内で開催された広島県初のプロ野球【福山三菱電機球場】
・5球団がキャンプを張った野球王国・愛媛の聖地【松山市営球場】
・跡地に立つ中学校からノーヒッターが誕生【中津市営球場】
・紅顔の美少年・大田垣喜夫 母校で凱旋登板【尾道西高校グラウンド】
・西鉄黄金時代の「野武士軍団」が躍動した舞台【平和台野球場】
・フィギュアの聖地に刻まれた「フィールド・オブ・ドリームス」【大須球場】
・完全試合男・藤本英雄(巨人)悲願の200勝達成【和歌山県営球場】
・水原VS三原 宿命のライバルが対峙した北の大地【苫小牧市営球場】
・昭和の時代に勇者たちが駆けた舞台【阪急西宮スタジアム】
・フォークボールの神様・杉下茂 神様の前でセ初の投手満塁弾【祐徳国際グラウンド】
・高度経済成長期の下町を明るく照らした「光の球場」【東京スタジアム】
・東北初 外国人名を冠にした野球場【大三沢リッドルスタジアム】
・球都桐生で迎えた 戦後プロ野球の夜明け【桐生新川球場】
他、全55球場を紹介。