天文ガイド2023年6月号
あらすじ
■【星空を求めて遠征する-星空風景撮影スタイル】
渡辺和郎、小林幹也
これから訪れる夏に向けて、「今年は星空を撮りに出かけよう」と考えている人も多いのではないでしょうか?
今回の特集は「星空風景」の撮影にフォーカスし、
北海道の星空風景を精力的に撮影する渡辺和郎さん、関東近郊を中心に遠征撮影をしている小林幹也さんに、
それぞれの「星空風景」の撮影スタイルを紹介してもらいました。
■【3月24日 金星食ギャラリー/天文ガイド協賛 金星食ツアー】
中西アキオ
3月24日に九州の一部と南西諸島で起こった金星食。
暗い夜空で観測できる金星食としては約11年ぶりの現象です。
食になる地域以外でも月と金星が接近する様子がとらえられるということもあり、注目されました。
しかし、当日は全国的な悪天候となり、食の観測は困難でした。
編集部に届いた金星食の観測にチャレンジした画像をギャラリーページで紹介します。
また、天文ガイドでは沖縄・宮古島での金星食観測ツアーを実施しました。
ツア-の様子も紹介します。
■【Unistellar社eVscope開発者インタビュー】
沼澤茂美
スマホやタブレットで操作し、簡単に天体をとらえられるデジタル望遠鏡、Unistellar社の「eVcope」。
ニコンと共同開発した接眼部に変わったeVscope2は本誌2022年6月号でも紹介しました。
その開発者であるUnistellar社のCEO(最高経営責任者)とCTO(最高技術責任者)が来日、eVscopeの開発経緯、独自の技術「エンハンスド・ビジョン」による観測画像、同社の今後の展開などを聞きました。
■【ノチウ-アイヌの星座をたずねて- 第2回】
成瀬裕子
在野の天文家・末岡外美夫さんが遺したアイヌ民族の星座の採集・研究資料をもとに、
アイヌに伝わるノチウ=星の伝承を紹介する新連載の第2回目。
アイヌの人々に語り継がれてきた星座や星の眺め方、独自の宇宙観などを
じっくりと紹介していきます。
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