長生きする人は唾液が多い
購入した作品の読み方あらすじ
■唾液を減らす「食後の歯磨き」は世界の非常識!
日本人の歯磨きのタイミングを調査した報告書などでは、
約80%の人が口のなかの菌が最も少ない朝食後に歯を磨き、
起床時に歯を磨きはじめる人は、たったの約20%という結果があります。
■長生きする人は唾液が多い!?
「食後の歯磨き」がよくない一番の理由は、
“唾液を減らしてしまうから”です。
唾液には、
・細菌の活動を抑えるpH緩衝作用
・歯の表面の保護と虫歯予防(再石灰化)
・口のなかの清潔を保持する自浄作用
があり、食事によって、口のなかが酸性に傾き、
エナメル質が溶けやすい状態になっている環境を
緩和する働きがあるのです。
また、
・排泄・毒物希釈作用
・病気に打ち勝つ免疫作用
・会話をスムーズにして、咀嚼効率を上げる
といった、あなたの健康を維持する働きがあります。
■わたしたちは長い間、
「唾液」の存在を軽視してきました。
世界標準の歯磨きは、
歯垢(プラークコントロール)と唾液(pHコントロール)を
中心に考えられています。
そして、日本も昔は唾液の力を生かしたお口のケアをしていました。
本書では、唾液の力を見直し、味方につけることで、
お口の健康だけでなく、
身体そのものを健康にしていくことを目指し、
唾液の力を生かすさまざまなエクササイズや、
正しい歯磨きの仕方についてまとめています。
みなさんの人生や健康を向上させる一助になれましたら幸いです。