不安なモンロー、捨てられないウォーホル 「心の病」と生きた12人の偉才たち
クラウディア・カルブ/葉山 亜由美 2,310円
あらすじ
マリリン・モンローは「境界性パーソナリティー障害」、
アンディ・ウォーホルは「ためこみ症」、
ダイアナ妃は「過食症」で、リンカーンは「うつ病」……だった?
華やかな功績の裏で、人知れず「生きづらさ」を抱えていた12人の偉才たちを、
ナショジオの人気ジャーナリストが現代医学のレンズを通して追う。
アンディ・ウォーホルはなぜ、何百個という箱の中に古いポストカードから医療費の明細書、ピザの切れはしまで、あらゆるものを詰め込んでいたのだろう?
マリリン・モンローはなぜ、大量の睡眠薬を飲んだのだろう?
チャールズ・ダーウィンは生涯にわたって心身の不調に悩まされ、ハワード・ヒューズはドアノブにティッシュを何枚も巻かないとドアを開けられなかった。
相対性理論を唱え、時間と空間の概念を変えたアルベルト・アインシュタイン。
奴隷解放宣言を発布し、奴隷となっていた人々を解放したエイブラハム・リンカーン。
彼らはみな、科学、ビジネス、政治、芸術などの分野で偉業を成し遂げた一方で、
現代医学がいうところの「自閉症」、「うつ病」、「不安障害」、「依存症」、「強迫性障害」といった心の病を抱え、その症状から来る特異な行動を見せていた。
本書では、歴史を変えた12人の偉才たちを取り上げ、彼らが直面していた心の問題にスポットライトを当てる。そして、わたしたちと同じ「人間」である彼ら一人ひとりの人生を通して、謎と苦悩に満ちた人間の心の中を探究していく。
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