山の神々 伝承と神話の道をたどる

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あらすじ

「ここには日本の山について知らないことがいっぱい書かれていた。人間が山とどのように向き合ってきたか、その古層が見えた」――角幡唯介(探検家・作家)古来、日本人は自然物や自然現象のなかに現し世ならざる「何か」を感じ取り、それを神として崇め、多様な儀礼をおこなってきた。日本人の根幹を成してきた山岳信仰の源流を読み解く。【本文より】神のことを語る物語は神話と呼ばれ、集団の移動によって移動し、各地に拡散していきました。時代が下り宗教の力が弱まっていくと神話は民話や昔話に姿を変えました。そのような物語たちは時代によって改竄され、姿を大きく変え、一見、意味がわからなくなってしまったものも少なくありません。しかし、各地の物語を比較することによって「前代の人生観」を炙りだしてみることはできるのではないかと僕は思います。【著者】1975年生まれ。山伏、イラストレーター、文筆家、芸術家。千葉県出身、山形県在住。芸術家として「山形ビエンナーレ」「瀬戸内国際芸術祭2016」「リボーンアート・フェスティバル2019」などに参加。著書には『山伏と僕』(リトルモア)、『山伏ノート』(技術評論社)などがある。※本書は、2019年9月2日~2022年9月15日までCLAPより配信していた『山の神々 伝承と神話の道をたどる』と同一の内容です。重複購入にご注意ください。