親子二代予想屋

購入した作品の読み方

あらすじ

人が走るから競輪は面白い  だから競輪に惚れた

競輪場に通い始めて四十年。
「人生」を競輪と重ね合わせると最終コーナーを必死の形相で
もがいている。
記者になったのは「人間ドラマ」を書きたかったからだ。
人が走るからこそ、競輪。取材では多くの人にお世話になった。

その人たちひとりひとりを思い浮かべながら
競輪の歴史を書くにはどうしたら良いかを考えた。

予想屋・青木親子を書けば「競輪七十年」の歴史になるはずだ。
そのことに気付いたときは嬉しかった。
それを縦糸にし、横糸にはこれまで取材した人たちのことを
紡いでいくことにした。