なっちゃんの花園

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あらすじ

在日二世「なっちゃん」の一代記。
日本生まれ、日本育ち、両親は朝鮮人。幼少期に終戦を迎え、平和になったはずの日本でなっちゃんは過酷な人生を歩みました。
国籍の違いからいじめを受け小学校中退、勉強の機会が失われ、54歳の時に夜間中学に通い始めるまでは読み書きも出来ませんでした。そしてそこで韓国と日本の歴史を学び、なぜ今自分が日本にいるのかをようやく知ります。

親の決めた結婚相手、夫の不倫、逃げた先はゴミ埋めたて地に住む義母のもと。極貧の生活の中見出した活路すら突然現れた夫にくじかれますが、こんな事は序章に過ぎません。それでもなっちゃんは自らを鼓舞し、強く生きます。

朝鮮人というだけで差別を受け、たくさん泣いて、辛い思いもしたけれど
「今が一番幸せ」となっちゃんは言います。必死で駆け抜けてきた人生を描
いたノンフィクションです。