ヤマケイ文庫 原野から見た山
購入した作品の読み方あらすじ
北の大地に生き、日高の山々を愛した画家の代表的画文集。
待望の文庫化。
北海道の大地に生き、日高の山々を愛した画家の代表的画文集。
若き日の山の追憶から昭和三十年代の紀行までの二十六篇を、力強く明快な山岳画や植物のスケッチとともに収録する。
開拓期の北海道の山や原野、開拓農民、造材労働者、アイヌの人たちなど、
北の大地とそこに生きる人々の姿がユニークな視点から生き生きと描かれた、北海道の山の文化を代表する名著。
■著者紹介
坂本 直行(さかもと なおゆき)
1906(明治39)年生れ。北海道大学農学部実科卒業。在学中は山岳部員として活躍。
30(昭和5)年北海道に帰り、広尾で友人が営む野崎牧場で働く。
36年同町下野塚の未開拓地に入植し開拓に従事。困難な生活の余暇に日高など北海道の山野を主題に、絵筆をとり続け、雑誌「山」などに作品を掲載する。
60(昭和35)年、山岳画家として立ち、農業から離れる。
著書に『山・原野・牧場』『雪原の足あと』『開墾の記』ほか。
82(昭和57)年逝去。