U-2秘史
浜田一穂 2,395円
あらすじ
■AREA51(ドリームランド)から生まれた最高機密「U-2プロジェクト」と、
冷戦の狂気に翻弄された男たちの物語
AREA51で生み出された「U-2プロジェクト」を追ったノンフィクション。
この非常に特殊な戦略機がどのような背景から開発され、どのような政府やCIAで揉め事を引き起こしながらソ連領空で撃墜されることになったかを、21世紀になって解禁された情報とも照らし合わせながら紹介していく。
U-2という飛行機そのものというより、最高機密であった偵察プロジェクトやそれに関わった人間、アメリカ政府に焦点を当てており、「軍事面から見た1950~60年代アメリカ史」でもある。
・なぜ戦争のリスクを犯して、ソ連領空へとU-2を飛ばしたのか?
・なぜロッキードが開発することになったのか?
・「試作機“ダーティ・バード”」「U-2B」の真相とは?
・藤沢飛行場への不時着事件の真相とは? 当時の新聞や専門誌がどう伝えたか、CIAがどのようなディスインフォーメイション(欺瞞情報)を流したか。
・なぜアメリカはソ連の罠にはまったのか?
【著者略歴】
浜田一穂(はまだ・かずほ)
1950年東京生まれ。中央大学文学部哲学科卒。生来の飛行機好きが嵩じて商売にしてしまった。この歳になって思うのは、結局積み重ねがものを言う。新しい知識を吸収できる柔軟性を失ったらお終い。日々研鑽である。
著書に『未完の計画機』『未完の計画機2』(イカロス出版)など多数。
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