Pen 2020年 8/1号

購入した作品の読み方

あらすじ

特集:愛用品と、ともに。

モノをもたない人が増えている一ー。スマホの登場が多くのツールを
ひとつへ集約させたように、科学や技術の進化は「道具」との付き合い方を
劇的に変化させた。一方で、機能性だけでは測れないものもたくさんある。
師匠や先人から受け継いだ想い、自分と向き合うためのルーティン、
自らの手となり創作の支えとなる道具、出会いの感謝をカタチにしたもの……。
さまざまな人の愛用品を通して見えてきたのは、ものへの愛着だけでなく、
暮らしの中でなにに重きを置くかという各々の価値観であり、生き方だ。
ものを選ぶ、つまりそれは、自分がどう生きたいかを選ぶ行為でもあるから。
愛用品は人生を映す鏡だ。自分にとって本当に必要なものはなにか、
そんなヒントをくれる65人の、愛用品とともに生きる物語を見てみよう。

【人生を語るもの】
佐藤可士和 「本質」を追求した、デザイン哲学に共感する。
平野啓一郎 ともにしてきた時間を物語る、味わい深い逸品。
坂本龍一 日々身近にあって、安らぎをもたらすもの。

【クリエイターの愛用品】
加藤 泉/村松亮太郎/色部義昭/佐藤オオキ/目[me]/
大森立嗣/山野英之/舘鼻則孝/深澤直人/森永邦彦

【表現者が惚れた逸品】
稲垣吾郎/藤井フミヤ/ルー大柴/金子貴俊/尾崎裕哉/
ハマ オカモト/松岡茉優/瀧内公美/家入レオ

【伝統を受け継ぐ】
神田伯山/松本幸四郎・市川染五郎/波戸場承龍・波戸場耀次

【人間国宝の仕事道具】
室瀬和美/大西 勲

【文具好きが推すペン】
自分自身と向き合い、手書きの味わいを愉しむ。
KREVA 選び取った一本のペンから、詞が生まれて音楽になる。

………ほか