サッカーと感染症 Withコロナ時代のサッカー行動マニュアル

購入した作品の読み方

あらすじ

長いスパンで感染症と付き合わざるを得ないWithコロナ時代に突入した今、

もちろんサッカー界も新しい形態、思考にモデルチェンジしていく必要がある。

サッカーを愛してやまない感染症専門医の第一人者・岩田健太郎教授の“サッカー異論"を

フットボール批評編集部がまとめ、サポーター、選手、指導者……

すべてのサッカーピープルに向けて、新しいガイドライン「サッカー行動マニュアル」の策定を試みた。

来るべき第二波、第三波に備えるためにも、“サッカー新生活様式"の拠り所として本書をご活用いただきたい。





【目次】

はじめに 僕とサッカー



■第1章 感染症マニュアル

感染症の原理原則を知る

感染経路を遮断すれば感染はしない

街中で意識的に首を振るべき理由

マスクは隙間だらけのザルディフェンダー

目と手からも感染はする

ウイルスは目に見えないがイメージはできる

「空中戦」に弱いエボラ出血熱

ゾーニングの重要性

ゾーニングとDFライン

アトレティコはいいゾーニング

ゾーニングに雛形はない

ゾーニング最大の目的

コロナウイルスは医療崩壊と親和性が高い

あえて原則を捨てる医療戦術

「ボールを回して」時間を稼ぐ

現状は良くもなければ悪くもない

ガチっとしたコロナ対策が経済対策に繋がる

東京は3人に1人が感染している?

日本人は感染しにくいという仮説

感染していない人が守るべき順序



■第2章 観戦マニュアル

元のように再開するのは現実的ではない

Jリーグは無観客でやるべき

三歩進んで二歩下がるがJ復活の近道

コロナを排除している限り元のJリーグには戻らない

コロナがお餅になればJリーグは元通りになる

第100回天皇杯の1年先延ばしも一つの選択肢

我々にはDAZNがあるじゃないか

世界の集合知をつまみ食いできる時代

Jリーグのモデルは好ましい

それでも差別されるアジア人

レアルとバルサの選手は仲良しなのに……

ずっと良いプレーを続ける選手なんて世界に一人もいない

「頑張る」が目標になるチームは大体うまくいかない

プロの世界で「仲良くやる」が目標になっていいわけがない

僕がイニエスタを大好きな理由



■第3章 現場マニュアル

選手はA型肝炎とE型肝炎に気をつけろ

どのクラブも忘れがちな日本脳炎の予防接種

感染症の専門家をクラブは雇うべき

選手はA型肝炎とB型肝炎のワクチン接種を

手当をする時にはとにかく手袋を

水虫を治療するのは簡単

戦争と感染症の関係性

細菌兵器開発のブラックな歴史

子供の時に痛い思いをさせる必要はない

サッカーのプレー自体にリスクは少ない

保護者の「世間話集団」が最も危ない

部活動という悪しき伝統をどうにかせよ

「頑張れ」というだけの指導はいらない

「走った方が偉い」わけではない

「オレたちの世界」が正しい保証はない

肩書きではなく内容で勝負できる時代



■第4章 リーダーマニュアル

日本にはリーダーがいない

プロの政治も結果がすべて

日本はずっと「正念場」

日本にはメッセージを出す主体がいない

ギブアップをやめたイギリス

イタリアとスペインは気づくのが遅すぎた

明暗を分けた春節

アメリカは渡航禁止がアダとなった

メッセージの出し方がとにかく下手な安倍首相

2つのメッセージしか言わなかったオフト

ジョンソンはメッセージの出し方がうまい

イギリスにはスピーチスキルの伝統がある

クロップはポジティブなメンタリティに持っていく天才

ストックホルム症候群という功罪



■第5章 日本代表マニュアル

指摘