Pen 2020年 7/1号

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あらすじ

特集:ニッポンの美酒。

ジャパン・メイドの酒が面白くなってきた。いまや日本各地でつくられるようになったワインは、
固有品種と独自の仕込みによって、ヨーロッパのシャトーと肩を並べる完成度に。
ジャパニーズウイスキーを世界の檜舞台に押し上げたのは、長年のたゆまぬ努力と情熱に加え、
「ミズナラ樽」という日本のオリジナルフレーバーが大きな要因だろう。
長い伝統を誇る日本酒や泡盛にも、新しい飲み方を想定して酒づくりを行う蔵元が現れている。
世界中のよいものを解釈し、自分たちのものにする日本人の感性とものづくり───
それはジャンルを超えて生み出される「ニッポンの美酒」に確実に生きている。
昔は広くもてはやされた「洋酒」という言葉が最近、懐かしく感じるのは、
世界に誇れる美酒が、日本各地に次々と生まれているからかもしれない。

個性はローカルにあり、ニッポンの美酒MAP

[Wine]ワイン
女性醸造家の尽きぬ情熱が、世界を驚かせた。
進化する日本のスパークリング、飲むべき12本。

[Sake] 日本酒
人気のスパークリングは、シーンに合わせて選ぶ。
世界で勝負できる、「熟成酒」をいま再評価したい。

[Craft Beer]クラフトビール
ブルワーの独創性が、地域の味をつくり出す。

[Whisky]ウイスキー
ウイスキーの奥深さを教える西麻布のバーへ。

[Craft Gin]クラフトジン
個性ある味わいを求めるなら、ジンも「クラフト」がいい。

[Spirits]スピリッツ
こだわりの国産スピリッツは、ボトルも美しい。

[Awamori]泡盛
沖縄の島々でつくられる、「泡盛」は日本最古の蒸留酒。

【第2特集】もっとおいしい、レモンサワー

………ほか