打撃伝道師 神奈川から甲子園へ――県立相模原で説く「コツ」の教え

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あらすじ

【2019年夏の甲子園、神奈川大会で横浜を撃破して話題に! 】



激戦区・神奈川で強豪私学に“打ち勝つ”進学校

束の力で大きな成果を出す

チームを強くし、強い“個”を育てる指導論



スポーツ推薦なし、短い練習時間

限られた環境下で、いかに効率のいい取り組みができるか



横浜、東海大相模、慶應義塾、桐光学園

神奈川の『四天王』を倒すには、打ち勝つしかない





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コツを知らなければ、

正しい努力をすることもできない



横浜、東海大相模、慶應義塾、桐光学園のことを、私は神奈川の「四天王」と位置付けている。

四天王を倒さなければ、甲子園は見えてこない。私立の強打線を抑えるのは難しいので、

ある程度の失点は覚悟したうえで、打ち勝つしかない。

私が日ごろから大事にしているのが、正しい努力をすることだ。

バットを振るにしても、やみくもに振るのと、

課題をわかったうえで振るのでは、1本1本の重みが変わってくる。

そのために伝え続けているのが、「骨(コツ)」の重要性である。





【目次】

■第1章 チーム作り
環境は人を作る、その環境は人が作る

チーム強化に欠かせない保護者の力

"束"になって戦う県相の強さ

……など



■第2章 上達の秘訣

無知の知-知らないことを自覚する

上達のカギは守破離にあり

「文武両道」ではなく「文武不岐」

……など



■第3章 技術向上

バットを持ったバッターのほうが有利

パワーポジションの重要性を知る

自分の体と対話する感覚を養う

あらゆる球に対応しやすい45度のトップ

……など



■第4章 メンタル強化

メンタルの強さ=「自信」と「思考」

冬トレで粘り強さを身に付ける

凡事徹底ー当たり前のことを一生懸命にー

選手同士で褒めて、認め合う

……など



■第6章 指導者として生きる

監督こそ誰よりも負けず嫌いであれ

ライバル・原辰徳の存在

「何でできないんだ」? はNGワード

教え合うことによって野球界全体が成長する

一番の戸惑いはポジショニング

「人生打ち勝つ」

……など