令和の力、万葉集の力
中西進 1,584円
あらすじ
●内容紹介
中西進、かく語りき。書籍として、はじめて「令和」「天皇」「万葉集」を真っ向から論じた、「令和論」の大本命、ついに登場!この人だけが語りうる「真実」がある!
(おもな論点)
1=「元号」というものは、どういうものなのか。
2=なぜ新しい元号は、「万葉集」から取られたのか。
3=令和のもとになった「梅花の宴」とはどういうものか。
4=われわれは「令和」の心を、どう生きるか。
5=『万葉集』の力とはなにか。
6=「天皇と和歌」について
(目次構成)第一章=『万葉集』と令和/第二章=令月和風の力/第三章=天皇と和歌/第四章=万葉力
●著者の言葉
「平成の陛下が一年ほど前に退位を示唆されてあれよあれよという間に改元が実現し、来る十月には即位の儀も行われることになった。日本国憲法を読んだことのある人なら、これほどに天皇陛下が主導権を握って時代を動かすことができるとは、誰一人思わなかったのではないか。わたしには、みごとな新時代の誕生と思える。しかもそれは国政の変更ではない。国政よりさらに重い大事な文化の様式の、変革であることに、わたしは驚いたのである」(『はじめに』より)