服部安子が応える!認知症ケアの真髄

購入した作品の読み方

あらすじ

●認知症ケアに関するあらゆる場面・疑問をピックアップし,全5章97項目のQ&A形式で解説
●現場で30余年にわたり積み上げた,著者のゆるぎない信念と圧倒的な経験から紡ぎ出される珠玉のアドバイスの数々。かつて、これほどの認知症ケアのための手引き書があったでしょうか?
●認知症の医療・介護に携わる全ての方々に読んでいただきたい、これこそ真のバイブル!

●まず一度手に取って読んでください。 今までの本で満足できなかった認知症ケアについての疑問や悩みに、必ず納得のいく解決法や心の持ち方がみつかるはずです。 大切な人の言動や行動に認知症を疑い始めてから、最期の瞬間まで、なにをどうすればよいか、どこに、だれに相談すればよいのか、仕事をやめなきゃいけないのか、家族で何を決めなきゃいけないか…。あらゆる場面に、やさしく丁寧に応えてあります。

<はじめにより抜粋>
 この本は、私が30年の現場経験で試行錯誤しながら得たものばかりです。主に認知症介護家族はもちろん、医師や看護師や介護支援専門職、行政等々、介護家族からの相談にあたっている専門職に向けて書かれています。
本書を通じて、老後とそのケアについての理解を深め、認知症介護のありようを学んでいただければ幸いです。
 新しい時代の介護は、看られる側の「尊厳を保持」する介護だと、私は考えています。それは同時に、看る側に心身の消耗を強いるものであってはなりませんし、看る側の尊厳をも保持するものでなければなりません。
生き生きとした介護生活は、看る側にも看られる側にも「いい介護だった」という想いを残します。仕事や自分らしい暮らしとの共存を果たせるワーク・ライフ・バランスという考え方の下、新時代の介護をみなさんが実践できるよう願っています。(服部安子)