合気道――稽古とこころ (現代に生きる調和の武道)
植芝守央 1,584円
あらすじ
世界140の国と地域、国内2400の道場で愛好される合気道。稽古の根底にある高邁な思想。試合・競技はなく、稽古・鍛錬を通じ、互いに尊重しあうことで磨かれる真の強さ。世界で共感される合気道の技と心を宗家・植芝守央道主が説き明かす。
●目次
1・歴史――合気道のあゆみ
一つ一つの積み重ねから
合気道開祖・植芝盛平
「開かれた合気道」――吉祥丸二代道主の想い
初めての公開演武
出版による普及・啓蒙
組織の拡大
世界に広がる合気道――銀の架け橋
2・稽古とこころ
武は愛なり――現代に生きる武道
合気道練習上の心得――「練習は愉快に実施するを要す」の意味
稽古法そのものに合気道の理念がある
素直であること
構えと間合い
基本の体捌き――入身・転換・転身・転回
表技と裏技
呼吸力と呼吸法
天地と一体となるということ――自然の理に逆らわない
技の稽古を通じて体を練る
稽古を積み重ねた先に発揮される総合的な力
基本に極意がある
硬い稽古と柔らかい稽古
技に完成はない
なんのために稽古をするのか
合気道に試合はない
日本の心
合気道の稽古法「気形」
形を繰り返した先に個性が輝く
合気道の修行は合気道だけでいい
審査も演武も普段通りに
合気道で強くなれるのか?
礼に始まり礼に終わる
即結果を求めず
先人を敬うということ
3・道 統
祖父・植芝盛平
父・植芝吉祥丸
ともに道を歩む姿勢
一日一度、本部道場の稽古には植芝の人間が立つ
直系が道統を継ぐということ
道場という文化
合気道本部道場
決意
指導のはじまり
厳しい時代を乗り越えた強さ、おおらかさ
最大の試練を感じた時
道主継承
和を実践していくこと