プリンスとパープル・レイン 音楽と映画を融合させた歴史的名盤の舞台裏
あらすじ
1983年8月3日。暗いステージにコードが鳴り響く。
聞き慣れないコードだ――B♭の3度を2度に置き換え、ベース音はD(=B♭sus2/D)。
1年後、このサウンドは観客を熱狂させることになる。
これは『パープル・レイン』の物語だ。 ――本文より――
深い考察に基づいた研究書。本書は1曲がたどる運命の旅へ我々を導いてくれる。
――ニューヨーク・タイムズ紙
幻想譚と推理小説とポップ批評、そして聖なる歌の融合。
――デイリーニューズ紙
分析批評と文化的遺産の考察を丹念に行った研究書。
――ロサンゼルス・タイムズ紙
初めて紐解かれる、殿下=プリンスを取り巻いた
『パープル・レイン』の真実!
〈目次〉
第1章 僕たちは今日ここに集まった
We Are Gathered Here Today
第2章 こんな冷たい世界にただひとりで
Alone in a World So Cold
第3章 夢に命を吹き込もう
Bring 2 Life a Vision
第4章 名前を点線の上に書いて
Sign Your Name on the Dotted Line
第5章 新しい何かを求めて手を伸ばす
Reach Out 4 Something New
第6章 関係を壊さないで
Don’t Break Up the Connection
第7章 君には決して理解できないもの
Something That You’ll Never Comprehend
第8章 君にわかるかな
Dig If U Will
第9章 僕が君を連れていくよ
Let Me Guide U
第10章 なぜ僕たちはこのゲームをしなければならないんだ?
Why Must We Play This Game?
第11章 最高の時間をありがとう
Thank U 4 a Funky Time
特別寄稿
白人音楽をとことん分析しつくした、ファンクの総帥、プリンス
文:鷺巣詩郎(作編曲家)